老後の貯蓄はいくら必要?ゆとりある老後の為に賢い貯蓄方法を解説!

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老後の貯蓄はいくら必要?ゆとりある老後のために賢い貯蓄方法を解説!

更新日更新:2021/08/27

公開日公開:2021/08/04

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金融庁が「老後2000万円問題」を報告して話題になったことを知っている人は多いと思います。しかし、本当に老後に2000万円必要なのでしょうか。実際はそれ以上に必要だという人もいればそんなにいらないという人もいます。

しかし、健康寿命が延びて老後の期間も増えていることから老後に必要なお金も増えています。今回は、ゆとりある老後を送るために必要な老後の貯蓄額や貯蓄方法について紹介していきます。

くろき

RashiK運営担当
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ひとことメモ

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老後の貯蓄はいくら必要かを考える際、「老後2000万円」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。50代の平均貯蓄額は約1194万円であり、2000万円という貯蓄はなかなか難しいものです。

自身の生活に必要な支出額を把握し、老後に向けた貯蓄を早めに計画的に始めることをおすすめします。ぜひこの記事を参考にしてください。

老後の貯蓄額はいくら必要?

冒頭で紹介した「老後2000万円」というのはあくまでも目安です。自身の生活スタイルによっては2000万円も必要ないという人もいれば、倍以上の5000万円でもまだまだ足りないという人もいるでしょう。今回は総務省の「家計調査報告(家計収支編)2019年(令和元年)平均結果の概要」を参考に高齢夫婦無職世帯の支出から一般的にどれくらい必要になるかを紹介していきます。

前述した総務省の調査によると、高齢夫婦無職世帯の支出の平均額は約27万円と言われています。この金額には一般的な生活費は含まれていますが娯楽や趣味に使う費用は含まれていません。

一方で社会保障給付や年金などの収入平均月額は約24万円です。この数字を差し引くと月の不足はおよそ3万円となり、この不足分を毎月老後の貯蓄から切り崩して生活をしていく必要があるとわかります。例えば老後の期間が25年とする場合、約900万円を貯蓄から捻出する想定です。

また介護や葬儀費用などもかかってきます。例えば夫婦で介護が必要になった場合、夫婦2人で1000万円くらい必要になると言われています。他にも葬儀の平均額はおよそ189万円と言われており、夫婦2人ならおよそ400万円かかるという計算になります。

さらに趣味や旅行を楽しんだり家のリフォームや修繕を行ったりした場合、冒頭の老後資金2000万円でも足りないかもしれません。

参考:ライフドット「老後の貯金はいくら必要?安心して老後生活を送る4つの貯金方法」

平均の貯蓄額はどれくらい?

金融庁の調査では、30代~50代の平均貯蓄額は約806万円です。しかし各年代別で見てみるとその貯蓄額には大きな差があります。ここでは各年代別の貯蓄額を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

30代の平均貯蓄額

30代の平均貯蓄額は約529万円です。また、借入残高は約1274万円と言われています。これは30代は自身の家庭が出来て家の購入を検討し始める年代のため、貯蓄額に比べて借入残高が高くなるといった特徴があります。

また、30代男性の平均年収は約310万円と言われており、住宅ローンと生活費を払ってしまうと老後の貯蓄に回せるお金はほとんど残りません。この現状が、30代の平均貯蓄額があまり伸びない理由の一つです。この年代で貯蓄をしていくためにはかなり計画性を持って進めていかないと難しいかもしれません。

40代の平均貯蓄額

40代の平均貯蓄額は約694万円です。また、借入残高は約1088万円でこの世代も貯蓄は厳しい状況のようです。この世代も住宅ローンや子供の教育費などで手一杯で、貯蓄まで手が回っていないという印象です。平均年収は約375万円と言われており、30代に比べれば増えていますが、まだまだ貯蓄をするまでは届いていないようです。

50代の平均貯蓄額

50代の平均貯蓄額は約1194万円です。また、借入残高は632万円と30代に比べ貯蓄額は2倍に増え負債は半分まで減らすことが出来ています。この世代になると借入金の目的も変わっており、投資目的で借りている人が増えてきているという特徴があります。

更に平均年収も約420万円まで増えており、少しずつではありますが貯蓄に目を向ける余裕が出てきていることがわかります。しかし、2000万円以上にはまだまだ届いていない状況で、これらの結果から貯蓄の難しさが分かると思います。

老後の支出額はどれくらい?

先ほど、高齢夫婦の無職世帯における生活費は約27万円かかると紹介をしました。しかし年齢を重ねるごとに要介護になる可能性があり、その場合は生活費の額が変わると思います。また、ゆとりある老後を送るためには生活費以外にも必要な支出があります。ここでは生活費以外で必要とされる支出を紹介していきます。

入院、手術費用

年齢を重ねると入院をする可能性が高まります。そのため、入院や手術の費用はある程度計算に入れておくことをおすすめします。入院に必要な費用の目安はおよそ10,400円と言われています。そして平均入院日数は24.4日と言われています。しかし、病気の種別や手術の内容、入院の有無によっても費用は大きく変動するので、ある程度は老後の貯蓄の計算に入れておくのがよいでしょう。

介護費用

こちらも年齢を重ねていくと依頼する可能性は高まります。前述したものと同様に、介護が必要になった年齢や介護認定のレベルなどによっても費用は大きく変わります。費用についてはおおかた15,000円~44,400円くらいを考えておくとよいでしょう。

ちなみに、介護には「高額介護サービス費」という制度があり一部払い戻しがあるので、あらかじめ確認をしておくことをおすすめします。

娯楽費用

娯楽費用というと一見贅沢な印象を受けるかもしれませんが、ゆとりある老後の為には必要な支出です。特に今まで仕事一筋で生きてきたような人は、会社を退職するとやることが無く、最悪の場合は鬱になってしまうことがあります。

これを防止するためにも趣味や自治会でコミュニティを作ることが重要です。そのためには娯楽費用も必要です。心の健康のためと思って資金を準備しておくとよいでしょう。

老後に向けた貯蓄方法

前述した通り、日頃日常を生活しながら老後の貯蓄をしていく事は容易ではありません。老後の資金を貯めるためにコツコツ貯金をしていくことは重要ですが、それだけでは目標とする金額に届くことは難しいでしょう。そこで今回は貯金以外で老後の資金を貯めるおすすめの方法について紹介していきます。

生活費を見直す

まずは基本的なところとして、生活費を見直しましょう。貯蓄をしていくうえで重要なことは無駄なコストを掛けないことです。とはいえ、何から見直していいかわからない人も少なくないと思います。そこで、見直しやすい項目について紹介します。

まずは食費を見直してみましょう。忙しかったり空腹だったりする時はつい余計なものを買ってしまいがちです。そういったことを減らし、なるべくセール時に購入するなど簡単な工夫をするだけで効果があります。手軽に始められておすすめです。そして正しい食生活をすることで健康にも気を遣えて気軽に始められるため、一度始めてみてはいかがでしょうか。

次に、スマートフォンなどの通信費です。これは特に大手キャリアを使用している人にはおすすめですが、格安SIMを使用するだけで年間数万円の節約に繋がることもあります。意外と簡単にできるので、特に携帯を使用することにあまり重きを置いていない人におすすめの節約法です。

最後に保険です。保険はライフステージによってプランが変わるため、数年に一度見直すことをおすすめします。特に子供が独立していたり環境が変わっていたりすると、保険料を抑えることもできます。そのため一度、保険会社に見直しを依頼してみてもよいでしょう。

できるだけ長く働く

定年を迎えても体が元気であれば働き続けるという事もよいでしょう。65歳で定年を迎えた場合、最近は希望があれば70歳まで働かせてくれる企業が増えてきています。これは老後の資金を貯めるという点において大きな補填になり、自身の健康にもよい影響があるでしょう。

また、長く働くことによって公的年金を受け取る期間をずらすことが出来ます。受け取る期間を後ろにずらすことで受け取る年金の額を増やすことにも繋がるので、体が元気でまだまだ働けるのであればおすすめできるでしょう。

資産運用をする

すでにある程度貯蓄がある場合は、資産運用をすることがおすすめです。資産運用と聞くと難しいイメージがある人もいるかと思いますが、手堅く運用すれば資金を減らすこともありません。貯金をするのであればコツコツと資産を増やすことが出来る資産運用もよいでしょう。

特におすすめできるものは2つあります。まず一つ目はつみたてNISAです。つみたてNISAは少額で長期の積み立てや分散投資をする際に支援してくれる非課税制度のことです。特につみたてNISAは投資額が少額で長期にわたってできるため、長期で資産運用したい人にはおすすめです。

次にiDeCo(イデコ)です。これは毎月一定額を積み立てて、定期預金や金融資産を自ら運用するものです。節税にも繋がり、少額からでも始められることが特徴です。誰でもでき、資産運用が初めての人でも気軽に始められるため何を始めていいかわからない人はiDeCoから始めてみるのもよいでしょう。

参考:グランヴァンタイム「老後のための貯金はいくら必要?人生100年時代に必要な貯蓄額は夫婦で2,160万円」

お金のプロに相談してみよう

老後資金について悩みを抱えている人はお金のプロに相談してみるものよいかもしれません。お金のプロであれるファイナンシャルプランナーは、老後に必要なお金を様々な状況を考えて相談に乗ってもらえるでしょう。

お金のプロに相談すれば現在の状況や老後の希望を加味して最善の選択肢を提案してもらえるので、安心して老後に向けて準備を進められるでしょう。

まとめ

老後資金2000万円という話は全く的外れではないということが分かりました。しかし、日々の生活を送りながら貯蓄をしていくことは簡単ではありません。30代~50代に貯蓄を考えながら生活することは難しいかもしれませんが、早いうちから取り組めば定年退職後にゆとりある老後生活を手に入れることが出来るでしょう。

そのために、今回紹介した方法を利用して老後資金の準備をしてきましょう。ゆとりある老後生活のため、早めに準備を始めてみてはいかがでしょうか。

よくある質問

老後の貯蓄はいくら必要?
たとえば、高齢夫婦無職世帯の支出の平均額は約27万円、収入平均月額は約24万円のため、月の不足額はおよそ3万円です。老後を25年間とすると約900万円の貯蓄が必要です。
その他の費用も含め、詳しくはこちらをご確認ください。
老後の生活費以外の支出はいくら?
入院費用の目安は約10,400円、介護費用の目安は約15,000円~44,400円です。その他、娯楽費用なども準備しておくとよいでしょう。
詳しくはこちらをご確認ください。
老後に向けた貯蓄方法は?
老後の貯蓄をする方法は、生活費を見直すこと、できるだけ長く働くこと、資産運用をすることなどがあります。
詳しくはこちらをご確認ください。
平均の貯蓄額はどれくらい?
50代の平均貯蓄額は約1194万円、40代は約694万円、30代は約529万円です。
詳しくはこちらをご確認ください。

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