コロナ禍での終活に対する意識調査

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コロナ禍での終活に対する意識調査

更新日更新:2021/07/14

公開日公開:2021/06/25

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終活とは、人生の終焉を迎える際に不安や後悔を少しでも減らすため、葬儀の準備や身辺整理をおこなう活動のことです。

最近では、新型コロナウイルス感染拡大による生活や死生観の変化から終活についての関心が高まっており、エンディングノートを書きはじめる人も増えてきています。終活漫画や100円均一ショップの「もしもノート」も話題になりました。

このような状況の中、自身がどのような最期を迎えたいかということを考えるようになった人もいるのではないでしょうか。そこで、今回はコロナ禍での終活に対する意識調査を実施しました。

【アンケート概要】
・調査対象期間 2021年6月2日(水)~2021年6月6日(日)
・調査対象 60代以上の男女521名
・調査方法 Webでアンケートを実施

終活のタイミングについて

終活は知っているが、実際に何もしていない人がほとんど

終活という言葉について「知っている」と答えた人は96.2%でした。

「知っている」と回答した人の中で「おこなったことはない」という人が87.7%「既におこなっている」という人は12.4%でした。また「おこなったことはない」という人の中で「いずれはおこないたい」という人が54.7%「近いうちに始めようと思っている」は20.2%であり、終活はいつかおこなうものだが、まだ先のことと捉えている人が多いということが分かりました。

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いつから終活を始めようと思ったか聞いたところ、「60代から」が62%と大半を占め、次いで「70代から」が27%、「50代から」が8%となりました。また、既に終活をおこなっている人が実際にいつから始めたかについては、「60代から」が69.4%、次いで「70代から」が16.1%、「50代から」が9.7%となりました。60代から終活を意識する人・実際に始める人が多いようです。
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終活をするきっかけ第1位は「自分のことは自分でしたいから」

終活を始めようと思ったきっかけは、「自分のことは自分でしたいから」「子供に迷惑をかけたくないから」という回答が半数以上を占めており、次いで「人生を振り返って整理したかったから」「自分の老後を充実させたいから」という結果になりました。「新型コロナによる外出自粛で時間の余裕ができたから」「自分が新型コロナにかかる可能性が心配だから」という回答は7%以下となり、新型コロナウイルスがきっかけで終活を始めたという方は少ないことがわかりました。

その他の回答では、「亡くなった母が終活をしていたので見習って」「退職」「還暦」「自分の財産を両親以外にも分けたかったから」「ペットのことが気がかりだったから」「他の親族が亡くなった際に困ったから」「イベントに参加したから」といった回答があり、ライフステージの変化や身近な方の最期に立ち会ったことを機に始める人もいるようです。

元気なうちに人生の最期に向けて準備し、できるだけ人に迷惑をかけたくないという気持ちが終活をする大きな理由になっていることがわかります。また、人生を振り返って整理し、終活について考えることで得られる安心感も大きいのではないでしょうか。
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終活の相談について

終活について「周囲に相談していない、相談したくない」が7割強

終活について周囲に相談した、または相談したいかという質問には、「相談していない / 相談したくない」という回答が全体の78.7%を占める結果になりました。
終活をする理由にもあったように「自分のことは自分でしたい」というシニアの心理があり、終活自体においても自分自身でやり遂げたい人が多いのではないでしょうか。

また、「相談した / 相談したい」と回答した人に、誰に相談するのか聞いたところ、「子供」「その他親族」という回答が30%以上でした。その他では、「配偶者」「パートナー」といった回答がありました。

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相談の内容は、1位が「葬儀・お墓」で64.5%、2位が「断捨離・身の回りの整理」で59.1%、3位が「遺産や相続、遺言、財産」で58.1%という結果になりました。葬儀やお墓については、宗教・宗派や地域の風習、親族間の決まり事等に左右される部分でもあるため、周囲に相談する人が多いと考えられます。

最も知りたいことは「断捨離、身の回りの整理」について

終活について知りたいことや調べ始めたことについては、1位が「断捨離、身の回りの整理」で38.9%、2位が「遺産や相続、遺言、財産」で29.7%、3位が「貯蓄、老後の資金」で28.8%という結果になりました。

今回最も回答が多かった「断捨離、身の回りの整理」は、自身が亡くなった後の家族の負担を軽減することに直結するため、知りたいと思う人が多いのではないでしょうか。断捨離は体力に余裕があるうちから始めることで、焦らず着実に進めることができるため、なるべく早いうちにとりかかることがおすすめです。

また、「遺産や相続、遺言、財産」については、法律などの専門知識が必要なため、気になっている人が多いと考えられます。
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まとめ

今回実施したアンケートでは、60歳以上の男女521人から有効な回答をいただきました。

終活という言葉を認識していて、”いずれはおこないたい”と感じる一方、実際に考え出すのは先延ばしにする傾向があることがわかりました。定年退職や還暦をきっかけに終活を意識し始めることが多いようです。
また、できるだけ人に迷惑をかけたくないという気持ちで終活を始めた人は、終活を進める中で誰かと相談しながら進めることはしないようです。長い老後を自分らしく過ごすためにも、自分で調べて終活をおこないたいという考えをもっていることがわかりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活や死生観に変化があり、注目が集まっている終活ですが思い立った時が始め時です。先延ばしにせず、無理のない終活を始めてみてはいかがでしょうか。

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