コロナ禍における老後の貯蓄と暮らし方に関する意識調査

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コロナ禍における老後の貯蓄と暮らし方に関する意識調査

更新日更新:2021/07/14

公開日公開:2021/06/24

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新型コロナウイルスの感染拡大から既に1年が経過しました。2020年4月の緊急事態宣言以降、家で過ごすおうち時間が一気に増え、新しい趣味を始められた方もいることでしょう。

その影響はシニア世代にも及んでおり、シニアのSNS活用が話題になるなど、外出しなくてもできる趣味をはじめられる方が多くなっています。

しかし、その一方で自分たちの生活が大きく変わり、老後の貯蓄に不安を覚えている方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は新型コロナウイルスの影響によって変化した老後の貯蓄と暮らし方に対する意識調査を実施しました。

【アンケート概要】
・調査対象期間 2021年6月2日(水)~2021年6月7日(月)
・調査対象 60代以上の男女529名
・調査方法 Webでアンケートを実施

老後のための貯蓄について

「老後の貯蓄に不安がある」人は全体の7割強

老後の貯蓄についての不安と、不安な項目についてアンケートを実施しました。現在、老後の貯蓄に不安があると回答した方は、全体の75.2%でした。

不安な項目の中では、「保険医療費」が最も多く、次いで「食費」「住居費」という結果になりました。その他の回答では、「医療費」「旅行等の娯楽」「ペット関連」といった回答もありました。「保険医療費」が最も多くなった理由として、75歳以上の医療費の負担割合を2割とすることが2020年12月に閣議決定され、世間の注目がシニア世代における医療費に集まっていることが原因のひとつと考えられます。

参考: 『厚生労働省 高齢者医療制度の概要等について』

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資産はあるが、将来に対して不安視する人も多い

現在の資産に関する質問では、「今の生活は不自由しないが、将来は少し心配という程度」が約半数を占め、「今の生活でも厳しい時がある」が25.1%となりました。新型コロナウイルスなどの影響で先が見えづらく、将来の設計が不明確になっている傾向がうかがえます。

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新型コロナウイルス感染拡大にともなう暮らしの変化

シニア層にインターネットの普及が加速

新型コロナウイルス感染拡大に伴う暮らし方の変化について、「変化した」と回答した人と、「特に変化していない」と回答した人の割合は、ほぼ半数ずつという結果になりました。

具体的に変化した部分として、「外出の量」「人との交流」「運動量」が大きく減少しており、「家族との時間」「健康への意識」「インターネットの使用量」が大きく増加しています。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などにより外出の量が制限されたことから、家族との時間が増え、健康への意識が高まってきています。対面での交流が難しくなったことで、シニア層にもインターネットの普及が加速し、オンラインでの活動が増えたと考えられます。

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健康を意識した老後の趣味が人気

新型コロナウイルス感染拡大前と比較したお金の使い方については、どの項目も「変化なし」が最も多い結果となりました。「交通費」が43.3%減少したかわりに、「食費」は20.8%増加していることから、外出自粛で使わなくなった費用を「食費」にあてている人が多いのではないでしょうか。
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また、「コロナ禍で新しい趣味をはじめたか?」という質問について、新しい趣味をはじめていないという人は全体の68.2%という結果になりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で行動が制限されたことで、新しく何か行動を起こすという意識はそこまで働いてないという傾向がうかがえます。しかし、31.8%の人はコロナ禍で新しい趣味をはじめていることも分かりました。

新しい趣味をはじめた方の内訳は、健康への意識の高まりから、「運動・ウォーキング」が15.1%と最も多い結果になりました。外出自粛による運動不足がきっかけで健康への意識が高まったことや、自粛疲れの気分転換のために始めた人が多いと考えられます。

その他の回答では、「プラモデル」「川柳」「書道」「鑑賞魚」「楽器演奏」「バイク整備」といった1人でできるものや、「山小屋暮らし」「キャンプ」といった人が少ない自然の中でできるものがありました。
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シニア世代のSNS活用について

シニア層のオンライン活動が活発になってきている中、今回のアンケートでも全体の71.1%がSNSを利用していると回答しています。利用しているSNSは、LINEが58.2%と最も多く、次いでFacebookが30.8%、Twitterが26.3%という結果になりました。

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SNSを活用するきっかけは、「自分で調べた」が全体の59.8%、「子供に教わった」が22.1%、「友人に聞いた」が16.0%という結果になり、高齢者のSNS活用が盛んな今、誰かに教わるでもなく、自分で調べて使いこなす人が多くなっているようです。

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また、各SNSの利用頻度を見てみると、LINEは約60%の人が毎日利用し、他のSNSでも2日に1回以上の利用が半数以上を占めていることがわかります。

新型コロナウイルス感染拡大に加え、昨今のデジタル化がすすんでいるという情勢に合わせ、シニア世代の趣味としてインターネットの活用が広がってきています。
SNSで身近な人とオンラインでのコミュニケーションを図る人も多いのではないでしょうか。

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まとめ

今回実施したアンケートでは、60歳以上の男女529人から有効な回答をいただきました。

老後の貯蓄について、今の生活は不自由していなくても、新型コロナウイルスの影響で将来の設計が見えづらくなり不安を感じている人が多いという結果になりました。一番大切なのは、老後のことを考えて早めに計画を立てることです。計画は途中で何度更新しても良いので、金銭面で悩まないためにも、老後の貯蓄について早めに計画を立てていきましょう。

また、外出自粛による運動不足から健康への意識が高まったことや、自粛疲れの気分転換のために新しく趣味を始めたという傾向も見られました。外出しなくてもできる趣味としてシニア世代にもインターネットの活用が広がり、SNSを使ったオンラインでのコミュニケーションを図る人が増えています。コロナ禍のストレスに打ち勝ち、老後の楽しみや健康維持のためにも、自分に合う新たな趣味を探してみてはいかがでしょうか。

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