老衰は死因の第3位!自然な死を望む人が増えてきている理由とは?

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老衰は死因の第3位!自然な死を望む人が増えてきている理由とは?

更新日更新:2021/06/23

公開日公開:2021/04/13

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みなさんは老衰について知ってますか?

最近では「北の国から」など数々の作品に出演し、国民的な人気を得ていた俳優の田中邦衛さんが2021年3月24日、老衰のため88歳で亡くなられたというニュースがあり、人々が悲しみの渦に包まれました。

参考:田中邦衛さん死去…88歳 ドラマ「北の国から」で名演技 家族に見守られ安らかに

今回は老衰とは何かや、自分の望む最期を向かえるための家族とのコミュニケーションの方法についてご紹介します。

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ひとことメモ

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老衰はここ10年で急増し、現在は死因の第3位まで増えてきています。

増加している理由は様々ですが、人生100年時代に自分の最期をどう迎えたいかというのは、改めて考える時間を作っておくのもいいかもしれませんね。

老衰とは

一般的には「年をとって心身が衰えること」を老衰と言いますが、厚生労働省は「死亡診断書記入マニュアル」において、死因としての老衰を「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」と定義しています。

高齢者というものの、老衰死と認定される年齢には決まった定義はなく、平均寿命を超えた高齢者が病気を抱えていない状況で亡くなった場合や90歳以上を老衰死と認定する医師もいたりと様々なようです。

参考:老衰死とは?穏やかな最期を迎えるために家族がやるべきこと【小さなお葬式のコラム】

老衰は死因の第3位

令和元年の死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物<腫瘍>、第2位は心疾患(高血圧性を除く)、そして 第3位が老衰です。
過去からの推移をみると、老衰死は2010年以降急増し続けており、2019年には 12万1868人が老衰として死亡診断されています。
これは、病院で治療を受けながら亡くなる方よりも自宅や介護施設での看取りが増えたことや、延命治療を望まない患者が増えたことが要因と考えられています。

主な死因別にみた死亡率の年次推移_厚生労働省

参考:令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況-厚生労働省

自然な死を望む人が増えてきている理由

戦後、医療の発展や衣食住の環境も整備され、人々が長生きできる環境が整ってきました。その流れの中、終末医療(ターミナルケア)という考え方が広まり、無理に病院での治療を続けていくよりも、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上すべく自身の死についての希望を家族や医師に共有し、サポートしていくという傾向が強くなってきています。

このように、自然な死を望む人が増えつつあるのは、より長く生きられるようになったことも要因としてあげられます。

人はいつどこで病気やけがをして死を意識するか分かりません。あまり考えたくはありませんが、出来れば家族や身近な人と今後どのような最後を迎えたいかを話し合っておく時間をとるのがおすすめです。

自身の医療やケアの希望を話す「人生会議」

もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことを「人生会議」といいます。この取り組みを行うことによって、自分の意思を尊重し、家族など周囲の人たちの心を軽くすることができます。

話すきっかけがなかなかないという方は、エンディングノートを書いて共有したり、カードゲームなどで楽しみながら整理していくのも良いでしょう。


まとめ

ここ10年で老衰が死因の3位に入るなど、自然な死を向かえる方が多くなってきています。それは、終末医療の考え方が広まったり、意思を伝えて延命治療を行わない人が増えたということが要因としてあげられます。
自身の最期をどう迎えるか、みなさんもこの機会に「死」を迎えるための意思の整理をしてみてはいかがでしょうか。

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