お墓にお供えする花の選び方とは?種類や注意点を知っておこう!

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お墓にお供えする花の選び方とは?種類や注意点を知っておこう!

更新日更新:2020/10/21

公開日公開:2020/11/13

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お墓にお参りに行く際、お供えする花の準備は欠かせません。しかし、どのような花を選ぶべきなのか悩む方もいるのではないでしょうか。はっきりとした決まりはないものの、お供えする花の選び方やマナーについて知っておくことはとても大切です。ここでは、お供えに向いている花の種類や選ぶ際に気遣うべき点について、詳しくご紹介します。

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ひとことメモ

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決まりがありそうだけど、詳しくはよくわからない……という方も多いお墓参りのお花選び。明確なルールはないものの、お墓に備えるお花は「長持ちする」ことと「色合い」を重視して選ぶとうまくいきます。

お墓参りに適さないお花や、神道のお花の選び方の注意点についてもまとめていますので、気づかないうちにマナー違反になってしまったということがないよう、おさらいしておきましょう。

お墓に供える花は「長持ち」「色合い」で決める

お供えの花は「長持ちする花」「花の組み合わせによる色合い」を参考に選ぶことをおすすめします。

お墓に花を供えお参りをするということは、故人の冥福を祈り感謝の気持ちを表すという意味があります。意味だけをとれば、故人が喜ぶ花であればどんな花でも問題ないという捉え方もあるかもしれませんが、選び方の基本を知っておきましょう。

一般的に菊が選ばれている理由

お墓に供える花といえば、一般的には菊が知られています。菊が選ばれる理由のひとつは、季節に左右されることなく一年中生産される点です。値段の変動もなく安定した価格で手に入るため、お供えの花に持ってこいと言えるでしょう。

そして、菊は日持ちが良いことや、赤や黄、白、ピンクなど色の種類が豊富であることが特徴です。さらに、枯れても花びらが散って周りを散らかすことがないことも選ばれる理由と言えます。

白い菊の花言葉のひとつに「ご冥福をお祈りします」というものがあることも、最適とされている理由です。日本の皇室の紋が菊である点も好まれる理由のひとつと考えられます。

カーネーションやグラジオラスもおすすめ

菊のほかには、カーネーションやグラジオラスも良いでしょう。カーネーションは菊と同様に、年間を通して生産される花で、日持ちのする花であるためお供えに向いています。色のバリエーションも豊富で、きれいな色が多いのも特徴です。

母の日に赤いカーネーションを贈り、亡くなった母親へは白いカーネーションを捧げるという習慣があることから、お供えにカーネーションが選ばれると考えられています。

グラジオラスやリンドウは夏のお供えの花としておすすめです。グラジオラスは暑さに強く、ピンクやオレンジ、黄、紫など色が華やかで多彩なのが特徴です。色合いを考えて組み合わせやすい点もお供えに選ばれる利点でしょう。青紫のリンドウは、群生せずに咲く凛とした姿からもお供えに好まれるようです。

花の色は3~5色使うとバランスがいい

お墓には左右に2つ花立てがあるので、左右対称に飾ります。お墓に供える花は、白や紫の花が使われる葬儀や法事とは違い、華やかな色合いが好ましいです。

それは、お墓参りは故人やご先祖様を偲び感謝の気持ちを表すという意味があることから、故人の好きな花や華やかな色合いの花でお墓を彩ることが喜ばれると考えられているためです。

日本では花の本数を3、5、7の奇数で飾ることが一般的です。花の色も全体的に3〜5色を組み合わせると、とてもバランスよく飾ることができます。色目では、白・黄・紫の3色や、白・赤・黄・紫の4色、そして、白・赤・黄・紫・ピンクの5色を組み合わせることで、上品さと華やかさを兼ね備えたバランスになるでしょう。

ただ、故人が亡くなってから日が浅い場合は、白や紫を中心にした色調を選ぶことが好ましいです。お墓参りに供える花は、お供えする時期や心情に合わせて選ぶことが一番大切であると言えます。

樒を添える

お供えの花には、櫁(しきび)を添えることも良いでしょう。櫁とは、古くから葬儀に使われている植物です。強い匂いや毒を持っていることから、虫除けや動物除け、魔除け、お清めに利用されてきました。

また、櫁のスッキリとした香りは、抹香というお香のひとつとしても用いられています。抹香は仏像や仏塔に塗られたりお焼香にも用いられたりするため、仏事には進んで用いると良いとされています。

ただ、毒を持っているためお墓参りの際に子供やペットを連れている場合、誤って口に入れないように気をつけておきましょう。

お墓に供える花に向かない種類

お墓参りでは、故人の好んだ花を供えることが一番であると言えますが、お供えには不向きな種類がある点にも留意しておきましょう。

お墓参りには自分たちだけではなく、他にもお墓に訪れる人がいるため配慮を忘れないことが大切です。礼儀をわきまえてないと思われたり迷惑をかけたりしないように、適していない花の種類も心得え、避けて選ぶと良いでしょう。

トゲのある花

お墓に供える花には、トゲのある花は敬遠すべきだとされています。トゲのある花の種類には、バラアザミが挙げられます。

なぜトゲのある花がお供えに向かないかというと、怪我をする可能性があるという理由からです。お供えの際だけでなく、お墓を管理する人や片付けて次に花を供える人に対しても配慮すべき点と言えます。

そのほかにも、お墓に眠る故人やご先祖様に対してトゲのある花を捧げることが好ましくないと考える人もいるため、供える際は避けた方が安心です。故人が生前好んだ花がバラであったため、どうしてもバラを備えたい場合はトゲを外すなどの対処を行いましょう。

強い香りのある花

強い香りがする花もお墓に供える花としては適さないとされています。香りの強い花の種類を言うと、ユリクチナシが挙げられます。

香りが強い花は、その匂いに虫が集まってくることや生々しい花の匂いがお供えに相応しくないという考え方から、避けた方がよいと考えられています。また、ユリに関しては、黄色い花粉が墓石やお墓の周りを汚す可能性があることにも注意が必要です。

ユリの花は長持ちする利点から、花屋やスーパーなどで仏花に組まれて販売されていることが多いですが、お供えに用いる場合は避けた方が無難でしょう。

毒を持つ花

毒を持つ花も、お墓に供える花としてはそぐわないとされます。毒を持つ花の種類は、スイセン彼岸花スズランなどが挙げられます。彼岸花は、名前を見るとお供えに向いているようにも思えますが、毒性が強いため注意しましょう。

毒を持つ花は、お供えする本人や片付けする人に危険が及ばないように配慮し、避けるべきです。花や葉、根、花粉など毒が含まれる部分はその花によって違います。多くの人が訪れるお墓では、誤って口に入れるなど危険にさらす可能性のある花は置かないことが大切です。

花びらや花粉が散る花

花びらや花粉が散る花も、お墓に供えるにはおすすめしません。花びらでお墓周りを散らかしたり花粉がついてお墓や訪れる人を汚したりするため、迷惑をかける懸念があります。

花びらが散りやすい種類の花は、椿サザンカなどが挙げられます。特に椿は花ごとボトリと落ちてしまう特徴があり、首が落ちるイメージを想像させるので不向きといわれています。花粉が飛び散りやすいユリは、供える前に花粉を予め取っておくなどの対処が必要でしょう。

神道と仏教で違いはある?

仏教でのお墓参りは一般的に認知されていますが、神道のお墓参りに関しては馴染みが薄いのではないでしょうか。

日本において古くから伝わっている八百万の神様を信仰する神道でも、仏教でのお墓とは特に違いはなく、お墓参りも故人やご先祖様に感謝するという意味は変わりません。

ただ、神道では「死は穢れ(けがれ)」とみなすため、お供えの花に関しては考え方の違いがあります。こちらでは、神道のお墓にお供えする花についてご紹介します。

神道の場合は「榊」をお供えする

仏教ではお墓参りに花をお供えしますが、神道の場合は「榊(さかき)」をお供えすることが一般的です。「榊」の漢字には「木」と「神」が合わさっていて、神様と関わりのある神聖なものと捉えていることが神道で使われる理由です。

また、榊が選ばれる理由のひとつに、一年を通して緑が鮮やかで葉が枯れにくい点も挙げられます。神道では仏教のように線香をあげる行為はなく、その代わりにロウソクに火をつけ榊をお供えします。

現代ではお花を供えることもある

神道では榊を供えることが慣例です。ただ、地域やそこでの習慣の違いから、仏教のお供えの作法と明確な違いがないところもあります。今の時代では、地域や家庭によって花や食べ物を供える習慣もあるようです。

神道と仏教では、お供えするものに多少の違いはありますが、お墓参りとは元来ご先祖様に思いをはせ、感謝の気持ちを伝えることが一番大切です。とはいえ、肝心な時のために神道のお墓参りに関する適切な作法を知っておくと良いでしょう。

お墓に供える花選びに迷ったら

お墓に供える花には、特別な決め事はありません。周りへの配慮とタブーを破らなければ、色のバランスを考えて花を選んだり季節の花を選んだりと選び方は自由です。

ただ、地域の習慣がわからない場合やどの花が最適かどうか迷ってしまう場合、これから紹介するいくつかのポイントを目安にすると良いでしょう。

1束500円~1,000円を目安にする

一般的にお墓にお供えする花の金額は1束500円~1,000円程度とされています。お盆やお彼岸の期間は、花の値段は高くなりますが、金額の目安を頭に入れておけば選びやすいでしょう。

花を自分で選ぶことが難しい場合は、花屋で希望金額を伝えるとそれに合わせて選んでくれるため、金額を指定して選んで貰う方法も効率が良いです。お墓にお供えする旨を伝えておけば、長持ちする花や水あげしやすい花などバランスを見ながら組んでくれるはずです。

仏花用に束になった物を選ぶ

花屋だけでなく、スーパーでもあらかじめ仏花用に作られた花束が販売されています。自分で選ぶことが難しい人やマナー違反に不安がある場合は、作られた花束から選ぶと安心です。

売店のあるお墓や霊園では、ロウソクや線香と一緒に仏花を販売しているところもありますので、販売が確認できれば現地で購入しても良いでしょう。

故人の好きだった花を選ぶ

お墓参りでは故人を偲び感謝の気持ちを表すことから、お供えには故人の好んだ花を選ぶことが最適と言えます。好きな花までは記憶にない場合、好みの色相の花を供えても喜ばれるのではないでしょうか。

花の選び方にいくつかのルールがありますので、その点だけを留意し、お墓参りに来る人たちが不快に思うものや迷惑をかけそうなものを避けておくと無難でしょう。

造花でも問題ない

一般的に、お墓にお供えする花は生花でなければならないと考える人もいるでしょう。しかし、お供えには造花でも問題ないとされています。

先にお供えの花は「長持ち」や「色合い」で選ぶことをおすすめしました。造花であれば夏でもすぐに枯れることなく美しいまま保つことができるので、この点を考えると最適であると言えます。

また、お墓参りに毎日訪れることができず、枯れた花の後片付けが気がかりな場合も造花は合理的です。ただ、造花のお供えを好まない考え方を持つ地域や宗派もありますので、お寺に尋ねても良いかもしれません。

まとめ

お墓に花をお供えすることは、お墓に眠る故人やご先祖様の心だけでなく自分の心をも華やかな気持ちにさせ、清らかにしてくれるという意味合いがあります。

お供えの花の選び方では、お墓に眠る故人やご先祖様のことを考えることが最適です。また、お墓を訪れる周りの人に配慮を忘れないことも大切と言えるでしょう。供える花の花言葉や特徴を調べて選ぶことも親しみを感じます。

故人を思いながら花を選ぶ行為自体も、感謝と哀悼の気持ちを捧げることに繋がるでしょう。

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