老人ホームの選び方と施設の種類についてご紹介!

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老人ホームの選び方と施設の種類についてご紹介!

更新日更新:2020/09/11

公開日公開:2020/09/11

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人生100年時代とささやかれる中、2019年には金融庁がまとめた報告書が世間を賑わせました。それはいわゆる2,000万円問題で、老後の資金として夫婦2人で2,000万円が必要といった内容でした。

これを受けて、蓄えた老後の資金で老人ホームへの入居を検討した方もいるのではないでしょうか。この記事では、老人ホームの選び方と施設の種類について紹介していきます。これから老人ホーム探しをする方は、この記事を読んで最適な施設を見つけましょう。

くろき

RashiK運営担当
くろき

ひとことメモ

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高齢者向け施設って色々な種類があってよくわからないと思っている方へ、この記事では全体像と、代表的な5つの施設についてまとめています!

知識があれば、将来の不安は軽減されます。まずはこの記事でどんな施設があるのか、自分に合いそうなところはどこか確認し、より詳しい内容を知るための一歩にしてくださいね。

老人ホームの選び方のポイント

日本は少子高齢化が顕著となり、全国各地ではさまざまな種類の老人ホームが登場しています。老人ホームの始まりは1929年にまで遡り、救護法に基づいて作られた養老院が日本初の施設だといわれています。

高齢者が入居する施設を老人ホームと呼ぶこともありますが、特別養護老人ホームを指すケースがほとんどです。いわゆる老人ホームの種類は多岐にわたります。そのため、老人ホームの選び方のポイントを押さえて、入居後は快適な暮らしを目指しましょう。

老人ホームには様々な種類がある

一口に老人ホームといっても、実にさまざまな種類があります。老人ホームを大きく分けると、次のように要介護状態、さらに民間施設と公的施設に分類されます。

要介護状態 民間施設・公的施設 老人ホームの種類
要介護 民間施設 介護付有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
グループホーム
公的施設 特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
介護医療院
自立(※要介護状態でも受け入れできる場合もある) 民間施設 サービス付き高齢者住宅
健康型有料老人ホーム
高齢者専用賃貸住宅
高齢者向け優良賃貸住宅
シニア向け分譲マンション
公的施設 軽費老人ホーム
ケアハウス

施設によって利用対象者や費用が異なり、要介護状態で入居できる施設は介護保険が利用できることが特徴です。

こちらの記事もチェック! 介護度とは?要支援・要介護の基準を解説

未来を想像しながら選ぼう

老人ホームへの入居を検討している人の中には、夫婦2人での穏やかな暮らしを想像している人もいるのではないでしょうか。老人ホームを選ぶときには、未来を想像しながら次のような点について改めて考えてみましょう。

  • これからどのような生活を望むか
  • 将来的に不安に思っていること
  • 経済的なこと など

たとえば、夫婦2人でケアハウスへの入居を希望していても、手持ちの資金が少なければ経済的に不安を感じることもあります。そのため、老人ホームを選ぶときには未来を想像しながら気持ちを整理し、自分にあった場所を選ぶことが大切です。

老人ホームなどの高齢者向け施設の種類

高齢者が入居できる施設は、一般的に老人ホームと呼ばれている特別養護老人ホームだけではありません。それぞれ利用対象者や特徴が異なるため、自分にあう場所かどうか見極めることが大切です。

ここでは、特別養護老人ホームをはじめとした代表的な5つの施設を紹介していきます。費用の目安もあわせて紹介しているので、老人ホーム選びに役立ててください。

特別養護老人ホーム

社会福祉法人や各自治体が運営している施設が、特別養護老人ホームです。所得や手持ちの資金が一定以下の場合は費用が軽減されるため、人気が高いことが特徴です。特別養護老人ホームの利用対象者や費用の目安などは次の通りです。

利用対象者 原則として要介護3以上
費用の目安 月額9万円~
入居しやすさ 全国で約50万人なので入居しにくい

施設内では介護士による介護サービスは提供されますが、医師や看護師は常駐している訳ではありません。そのため、基礎疾患があるなど医療体制の充実を求める場合は、特別養護老人ホーム以外を検討することをおすすめします。

老人保健施設

老人保健施設は、入居中にリハビリを受けて在宅復帰を目指すための施設です。基本的には3ヶ月を目安としてリハビリ計画が立てられ、長期間入居することはほとんどありません。老人保健施設の利用対象者や費用の目安などは次の通りです。

利用対象者 要介護1以上
費用の目安 月額10万円~
入居しやすさ 一時的な入所のため、退所者数に応じて入れ替わりやすい

100人の入居者に対して1名の医師を配置する必要があるため、医療が必要になった場合にはすぐに対応してもらえます。リハビリ部門では理学療法士や作業療法士、言語療法士が在籍しており、必要に応じたリハビリを受けることが可能です。

介護医療院

介護医療院とは介護療養型医療施設に代わって登場した施設で、長期的な療養が必要な要介護者が対象です。喀痰吸引や胃瘻といった医療が必要な状態でも、在宅での療養が難しい場合に入居できます。

介護医療院の利用対象者や費用の目安などは次の通りです。

利用対象者 要介護1以上
病状が慢性期であるものの、医療や看護が必要な状態
費用の目安 月額6万円~15万円程度
入居しやすさ 長期的な療養を必要な人が入居しているので入居しにくい

介護医療院では、介護と医療の両方のサービスを受けられることが特徴です。しかし、病状が悪化して医療度が高くなったときには、医師の判断で一般的な病院に転院することもあります。

グループホーム

グループホームは、認知症を患った要介護者が利用対象です。5~9人の小規模な施設で、介護を受けつつ在宅に近い生活を送ることが特徴です。グループホームの利用対象者や費用の目安などは次の通りです。

利用対象者 要介護1以上、かつ認知症の診断を受けている人
費用の目安 月額15万円~
入居しやすさ 基本的に長期的な入居のため、入居しにくい

グループホームでは短期間入所するショートステイにも対応していますが、基本的に長期間入居するケースがほとんどです。

ケアハウス

ケアハウスは軽費老人ホームC型とも呼ばれており、一般型介護型の2種類に分かれています。どちらも食事や入浴といった生活面のサポートを受けることができ、自立の人でも入居できることが特徴です。

ケアハウスの利用対象者や費用の目安などは次の通りです。

利用対象者 一般型:60歳以上の高齢者、または夫婦のいずれかが60歳以上
介護型:要介護1以上
費用の目安 一般型:月額7万円~13万円
介護型:月額16万円~20万円
入居しやすさ 特別養護老人ホームに比べると入居しやすい

ケアハウスの居室は原則として個室です。ただし、施設によっては夫婦で入居できる2人用も用意されていることもあります。

老人ホームなどの施設の選び方

ここまでで紹介したように、老人ホームをはじめとする高齢者向け施設には様々な種類があります。それぞれ利用対象者や入居しやすさが異なり、入居を検討していてもいつ自分に順番が回ってくるのかわからないこともあります。

ここでは、老人ホームをはじめとした高齢者向け施設の選び方を5つ紹介していきます。入居後の失敗を防ぐためにも、選び方のポイントを押さえておきましょう。

希望する条件をまとめる

施設選びを検討し始めたら、まずは自分が希望する条件をまとめることが大切です。たとえば、居室から海が見える施設がよいとか、食事内容が充実した施設がよいといった条件を思いつくままに書き留めてみましょう。

希望する条件をまとめるポイントとしては、主に次のような項目について自分の気持ちを整理することです。

  • 立地条件
  • 費用
  • 医療や介護、リハビリのサービス体制
  • 食事内容
  • 生活面のサポート体制 など

この他には、施設での生活を充実させるために行われているレクリエーションやイベントの有無、共有スペースの設備などがあげられます。

また、犬や猫といったペットを飼っている場合は、ペットとの入居の可否も確認項目として列挙しておきましょう。

条件に合った施設を探す

施設に対する希望条件をまとめたら、次のステップとして条件に合った施設を実際に探してみましょう。老人ホームをはじめとする施設は、次のような方法で探すことが可能です。

【インターネット検索】
インターネット上には、老人保健施設やケアハウスといった高齢者向け施設に特化したポータルサイトが登場しています。希望条件を絞り込んで検索できるため、自分にあう施設を探しやすいです。

【各自治体の窓口や地域包括支援センター】
実際に施設の紹介までは行ってくれませんが、各自治体の窓口や地域包括支援センターを訪ねると、周辺エリアの施設一覧が閲覧できることがあります。

【ケアマネジャー】
ケアマネジャーは介護や施設に関する知識が豊富なので、担当のケアマネジャーがいる場合は情報を共有してもらうことも手段の1つです。

気になる施設を比較する

自分が希望する条件に合う施設が見つかったら、気になる施設を複数あげてサービス内容や費用などを比較してみましょう。最初から1つの施設に絞っても、希望する時期に入居できるかわかりません。

また、自分が希望する条件に合う施設でも、利用対象者に該当しないこともあります。インターネット上の文字情報だけでは比較が難しい場合は、施設のパンフレットを取り寄せて外観や施設内の写真を見るのもよいでしょう。

利用者の評判が気になる場合は、インターネット上の口コミを参考にするなど、様々な観点で施設を比較することが大切です。

施設の見学に行く

気になる施設を比較して数か所に絞り込んだら、実際に見学しに行きましょう。なぜ施設の見学が必要なのかというと、入居後に後悔しないためです。公式サイトやパンフレット上では好印象を受けても、実際はスタッフや入居者との雰囲気が悪いといったことも少なくありません。

入居前に施設を見学する重要性は、家を借りるときや購入するときに内覧することと捉えるとわかりやすいのではないでしょうか。見学したからといって無理な入居を薦められることはないので、自分の目できちんと確認することが大切です。

ただし、施設を見学する場合は突然訪問するのではなく、事前に予約をとっておきましょう。また、1人では気づかないこともあるため、できれば複数人で見学することをおすすめします。

体験入居をする

施設見学を経ていよいよ入居を検討したら、実際に入居する前に体験入居をしておきましょう。体験入居とは入居後の失敗を防ぐためにも重要なプロセスで、次のような様々なメリットがあります。

【施設内の様子を1日中観察できる】
朝から深夜まで施設内の様子を観察できるため、スタッフの配置や生活のサイクルなどを把握できることがメリットです。

【入居者とコミュニケーションを図ることができる】
体験入居すると入居者とコミュニケーションを図ることができるため、良好な人間関係を構築しやすくなります。

【介護やリハビリといったサービスを体験できる】
施設内で介護やリハビリといった様々なサービスを体験できるため、生活しやすい環境かどうかを見極めることができます。

まとめ

高齢者向け施設の種類は多いため、どこを選べばよいのか悩む方も多いことでしょう。施設を選ぶ際には長期間生活することを見据え、より自分の希望条件にあう場所を見つけることが大切です。

施設によっては、毎月の費用だけでなく入居一時金といったまとまった金額が必要なこともあります。また、施設見学で気に入った場所が見つかっても実際に入居してみないとわからないことが多いため、体験入居は必ずしておきましょう。

夫婦での入居を希望するなら、それぞれの条件をまとめて理想的な生活を目指しましょう。

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