有料老人ホームとは?公的施設との違いも解説

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有料老人ホームとは?公的施設との違いも解説

更新日更新:2020/09/11

公開日公開:2020/09/08

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2000年に介護保険制度が導入されて以来、老人福祉サービスと老人保健医療サービスの制度が見直され、有料老人ホームが注目されるようになりました。しかし、有料老人ホームがどのようなサービスを行っているのかよく分からない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、有料老人ホームの特徴や公的老人ホームとの違いについてご紹介します。施設の違いを把握しておけば、環境に即した適切なサービスを選べるようになります。有料老人ホームについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

くろき

RashiK運営担当
くろき

ひとことメモ

くろき

RashiK運営担当
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介護施設や老人ホームと聞くと、たくさんあってよくわからない、、と思われている方も多いのでは?この記事では有料老人ホームについて説明しています。有料老人ホームは「介護付有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム 」「健康型有料老人ホーム」という3つに分かれており、民間が運営しています。

公的な介護保険施設も一覧にまとめているので、その方にあった施設を見つけてみてください。

有料老人ホームってどんな施設?

近年よく取りざたされるようになった有料老人ホームはどのようなサービスを行っている施設なのでしょうか。有料老人ホームと聞くと「費用が高そう」というイメージが先行して利用候補から外している方もいるかもしれません。有料老人ホームの概要から目を向けていきましょう。

民間の老人ホームのこと

有料老人ホームは、高齢者が安定した生活を送るためのサポートを行う民間運営の施設です。老人福祉法では規定下記のように規定されています。

第二十九条 有料老人ホーム(老人を入居させ、入浴、排せつ若しくは食事の介護、食事の提供又はその他の日常生活上必要な便宜であって厚生労働省令で定めるもの(以下「介護等」という。)の供与(他に委託して供与をする場合及び将来において供与をすることを約する場合を含む。第十一項を除き、以下この条において同じ。)をする事業を行う施設であつて、老人福祉施設、認知症対応型老人共同生活援助事業を行う住居その他厚生労働省令で定める施設でないものをいう。

参考: 『厚生労働省 老人福祉法 』

「介護付」「住宅型」「健康型」の3タイプ

有料老人ホームのタイプは大きく分けて「介護付」「住宅型」「健康型」の 3種類に分けられます。入居対象者の種類は「自立」「裏支援1~2」「要介護1~5」に分かれており、要介護度によって入居対象者や付帯サービスの内容も異なります。

長く住居できるかどうかの違いもあるので、入居者の事情や環境に適したタイプの施設を選びましょう。

有料老人ホームのタイプ別の特徴

老人ホームはタイプ別に異なるサービスを提供しているため、どの施設でどのようなサービスが受けられるのか把握できていない方も多いかと思います。どのタイプの有料老人ホームでどのサービスが受けられるのかチェックしておきましょう。

介護付有料老人ホーム

介護付有料老人ホームは食事や排せつなどの生活支援や介護を受けられ、医療体制が整っている施設を指します。都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていなければ「介護付」とは表示できません。

「介護専用型」「混合型」の2種類があり、入居できる年齢はどちらも65歳以上ですが混合型は自立できる方も入居可能です。施設の職員が手ずから介護を行う「一般型」か、外部の外部事業所に委託する「外部サービス利用型」かの違いもあります。

入居対象者は「要介護」が受け入れ可、「介護付」「住宅型」が施設によっては受け入れ可です。食事などのほかにリハビリやレクリエーション、機能訓練といったサービスを提供しています。

住宅型有料老人ホーム

住宅型は自立度が高い60歳以上の高齢者を対象としており、食事の用意や洗濯、住居の清掃などを行っています。施設から直接介護サービスが提供されるのではなく、入居者が個人でホームヘルパーやケアマネージャーと契約し、老人ホームで生活しながら介護を受ける形式です。

集合住宅に入居して、それぞれが自分の事情に即した個別の介護サービスを受ける施設となっています。デイサービス仲介事業所や居宅介護支援事業所が併設されて、在宅サービスが受けやすいように配慮されているケースも多く見られます。

個別にサービスを契約するため入居対象者に介護度の制限はなく、自立できる方から要介護な方まで幅広い方が集まるのも特徴です。

健康型有料老人ホーム

健康型は身の回りのことを自分で行える60歳以上の高齢者が対象となっており、介護サービスではありません。主に家事や食事のサポートを提供しており、介護が必要になった場合は退去してほかの施設に移ることになります。介護が必要になった方のために、介護体制が整っている施設が併設されているケースも多いようです。

自立して生活できる元気な状態を保つことを目的としており、入居者同士のコミュニケーションやレクリエーションを重視してサークル活動も活発に行われています。ほかのタイプと比較して施設の数が少なく、選択肢が狭いことには注意しましょう。

民間の老人ホームと公的な老人ホームの違い

老人ホームは民間運営のほかに公的機関が運営している施設もあります。民間と公営の施設にはどのような違いがあるのでしょうか。また、公的な施設にも種類があるので、それぞれの施設の特徴を把握することも大切です。

公的施設の種類

公的施設である「介護保険施設」も民間施設と同様に入居条件や目的別に種類が設けられています。主な施設の一覧と入居受け入れ条件は下記の通りです。介護度以外に認知症であるかどうかや看取りの可否も施設ごとに異なるので、入居者の状態を把握してから施設を選びましょう。

施設の種類 受け入れ条件となる介護度 認知症の受け入れ 看取り
ケアハウス 自立~要介護5(要介護3~5は施設による) 施設による 施設による
特別養護老人ホーム 要介護3~5 可能 可能
介護老人保健施設 要介護1~5 可能 施設による
介護医療院 要介護1~5 可能 可能
介護療養型医療施設 要介護1~5 可能 可能
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サービスは民間、費用は公的施設が有利

民間と公的施設を比較すると、設備やサービス面は民間が充実している傾向があります。建物がきれいで手厚いサービスを提供しているところが多く、警備もしっかりしているので徘徊からのケガなどのリスクを抑えられるでしょう。

公的施設は費用がリーズナブルなのがメリットです。一部の利用料金は医療費控除対象にもなっているで、民間よりも大きく費用を抑えられます。

有料老人ホームで行われるサービス

有料老人ホームでは具体的にどのようなサービスが受けられるのでしょうか。サービスの内容は施設の種類ごとに異なりますが、老人ホームの役割に関わる基本的な内容は共通しています。ここでは有料老人ホームで提供される3つの基本的なサービスを解説します。

食事や入浴など介護全般

食事や入浴、排せつといった生活する上で必要になる動作の介助を受けられます。食事は日々の楽しみにしている方が多い大切なポイントのひとつのため、注力している施設も多く見られます。しっかりと栄養管理も行ってくれるので安心して任せられるでしょう。

入浴や排せつも生きていくために必要なことです。入居者の体の状態に合わせて個別に対応を行い、スムーズに生活するための手助けを行っています。

リハビリ

身体状態を維持改善するためのリハビリのサポートを行っています。体を動かすための運動の時間を設けてメニューを用意したり、機能訓練のための設備を用意したりするサービスです。着替えや入浴といった基本的な動作能力の維持や、コミュニケーション能力に障がいある方に助言や支援を行っています。

リハビリに力を入れている施設では理学療法士や作業療法士が常駐もしくは定期訪問しているところもあり、国家資格をもつ専門家の充実したサポートを受けられるのも魅力です。

体操・レクリエーション

体操を通じて体を動かす機会を設け、レクリエーション活動を通じて心身を健康に保つ手助けを行います。季節の行事や誕生会の開催や、外出するイベントを開いている施設が多いようです。

手芸や歌などの気軽に始められる趣味をもつことで身体機能の維持向上やモチベーション向上効果も期待でき、元気な状態を保つための介護予防に貢献します。入居者同士のコミュニケーションを促進して良好な関係性を構築しやすくなる効果もあり、QOL向上効果も期待できるサービスです。

まとめ

有料老人ホームは民間が運営している高齢者の生活サポートを行っている施設です。大きく分けて「介護付有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム 」「健康型有料老人ホーム」の3種があり、要介護度や目的に応じて適切な施設を選ぶことが大切です。

有料老人ホームでは生活に必要な基本動作の介助やリハビリ、レクリエーションの提供などのサービスを提供しています。日々の生活をサポートするだけでなく、機能訓練や趣味の活動を通じて心身の維持向上を促し、元気な状態を保つ効果も期待できるでしょう。

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