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2011年02月 アーカイブ

2011年02月07日

日本のものづくり 『静岡』

こんにちは、大谷です。立春がすぎましたがまだまだ寒いですね。

春が待ちどうしい今日この頃です。今回は静岡のものづくりについて少しお話しします。


静岡は鏡台の産地として有名でした。


少し歴史の話をいたします。

1634年、徳川三代将軍家光公が浅間神社を造営の時に、

全国から集められた漆工や大工、指物師、彫刻師などの職人たちの多くが

造営後も駿府に定住したのが始まりといわれています。

そこで、当地の気候が漆芸に適しており、漆器づくりが盛んに行われる様になりました。

その後、漆器づくりの技術が鏡台づくりに活用されることになります。

明治時代になると漆塗りの西洋鏡台が静岡市内の業者によってはじめてつくられ、

鏡台産地としての基礎が作られました。

 
 江戸時代の古鏡          明治時代の古鏡


さらに、その当時、東京には外国人の往来がはじまり西洋の家具の文化が入り始め、

東京で修行した者達が帰郷し、新規品で実用的な各種鏡台を製作し好評を得て行きます。

明治後半から大正初期にかけて、茶箪笥などの大型の置き家具も鏡台から分化し

つくられるようになり、木製家具産地としての様相を濃くして行きました。

大正後期になると漆に代ってラッカーによる洋塗装が普及し、

一層低廉な価格での生産が可能となり、関東大震災の復興需要も契機となり、

大衆向けの商品が多く生産されるようになりました。

 
  大正時代鏡台          静岡市庁舎書棚

昭和初期になると更に工業機械設備の発達にともない、

漸次工業生産の形態が整えられていき、静岡市庁舎、県庁舎、建築調度品をはじめ、

東京帝国ホテルの調度品など他産地進出の気運をつかんで行きます。

戦後、進駐軍用家具類の割当発注をきっかけに、一大発展期を迎え、

洋家具が急速に台頭し、また、サイドボードという新製品がヒット商品となり、

戦前の和家具産地のイメージを大きく変えて行きます。


昭和38年、藤枝家具団地、41年、大井川家具団地などが建設され

製造問屋の中にも一貫メーカー化をはかる者があらわれ、製品の種類も豊富になり、

相合家具産地の色彩がこくなり現在にいたっています。


それでは、気になる静岡の家具メーカーをご紹介します。

まずは「吉像」ここは指物の技術が優れています。

また、伝統工芸とモダンデザインをうまく融合させているメーカーですね。

最近ではほとんどやらなくなった三方留めという木工の技術があります。

この技術を使い箱ものを仕上げていきます。

こんな方法で留めます。


こんな家具を製作しています。

現代仏壇にもなる厨子



 李調家具 
参考URLhttp://www.kichizo.co.jp/image.html

 

次に家具製造メーカーではないのですが展示している場所と

雰囲気がとても良いのでご紹介します。

北欧ユーズド家具が好きな方は静岡に行った際は是非こちらによっていただきたい所です。

「クラフトコンサート」という所です。

もちろんユーズド家具だけではなく現代の北欧の家具メーカーの商品も取り扱っています。

こんな雰囲気のショップです。

昔の日本の建物に北欧の家具は絶妙に合った空間です。

とてもゆったりとした気持ちにさせてくれます。
参考URLhttp://www.craft-concert.com/


続きましてこちら、「サイトーウッド」こちらも家具ではないですが、

皆さんもどこかで見た時あると思いますが

気の効いた木製ゴミ箱をお探しならこちらの商品をお勧めします。
 

参考URLhttp://www.saito-wood.com/


伝統的な和家具がお好きな方はこちらをオススメします。

「福井木工所」ここは、北海道産の黄檗材の無垢材にこだわり、

ボード、外材、中国桐、アルミダイカスト金具を一切使わないというこだわりようです。

ここの工場にも伺いましたが、工場はそんなに大きくないですが、

工場の周りには黄檗材が豊富に乾燥されておりそれを使い家具を仕上ていきます。

人の手のぬくもりを感じされる家具達です。
  

参考URLhttp://www.fukuken-kagu.com/


もちろんモダンな家具を製作しているメーカーもあります「マルミヤ」さんです。
  

参考URLhttp://www.marumiya-kagu.co.jp/


まだまだご紹介したいメーカーはありますが今回はこれくらいにしまして、

その他静岡のものづくりにご興味のある方は下記サイトをご参考にして下さい。
http://www.s-kagu.or.jp/kumiai/index.html

みなさん、いかがだったでしょか?静岡のものづくりは?

日本のものづくりに少しでも興味を持っていただければ幸いです!


それでは、また!

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2011年02月21日

日本のものづくり 『広島県府中市』

こんにちは、大谷です。先日の雪のときは皆さんいかがでしたか?

当方は車で出かけており、どうやらこうやら帰ってこれましたが、

橋の上で往生している車がありました!

車の中で雪がどんどん降るとうれしいやら、心配やらとちょっとドキドキ感を楽しんでました!

さて、今回で日本のものづくり最終章、広島県の府中市について少しお話致します。


広島県の府中市は、人口4万5千人程度の小さな町ですが、古くから家具産業が栄えており、

現在市内には家具関連の業者が190社ほど集まり、主要な地場産業を形成しています。

府中市で箪笥づくりが始まったのは、約300年前、宝永年間(1704~)に

内山円三が大阪で箪笥の製法を習得し、帰郷後製作に着手したのが始まりといわれています。

       ▲薬箪笥                    ▲船箪笥

        ▲車箪笥                   ▲階段箪笥

大正時代、第一次世界大戦のバブル景気で家具の需要が急増し

職人の数も増え家具産地として形成されていきます。

その頃には、現在の鵜飼町辺りに百数十軒もの箪笥職人が軒を連ね、

朝早くから夜更けまで、ノミやカンナを使う音が絶えなかったと伝えられています。

戦後、府中家具は他産地に先駆けて「婚礼家具セット」を開発し、大きな転換期を迎え、

また、高度経済成長により高級品への需要が高まり、

昭和40年代後半には団塊の世代が結婚適齢期を迎え、高級な婚礼家具がヒットし、

府中家具産地はその頃に飛躍的な発展を遂げました。

その当時(昭和40年)、小松みどりさんの歌で「府中タンス音頭」がレコード化したり、

府中家具のシンボルマークを岡本太郎氏がデザインしたりしておりました。

しかし、現在では婚礼ダンスの需要が軒並み減っており、往時の勢いはなくなって来ています。

現在は特産のタンスを使った町おこしとして「たんす太鼓」「たんすリレー」などを行っています。
参考URL http://www.fuchu.or.jp/~kagu/etc/taiko.htm
参考URL http://www.fuchu.or.jp/~kagu/etc/relay.htm


それでは何社かメーカーをご紹介いたします。

まずは、桑田家具、こちらは鉄刀木ともいわれる重厚な木材であるタガヤサンや 、

ケヤキなどの銘木家具タンスの製造が主体ですが、

最近ではTVボード、テーブル、サイドボードなども手がけています。

       ▲ タガヤサン無垢材のタンス

       ▲  タガヤサンの突き板を柄貼りしたサイドボ−ド

 

腕がいいのが瀬戸山家具!こちらのメーカーは腕がいいですね!とても良い物をつくります。

ご紹介する画像が無いのですが、良い仕事をしますね!

デザインがないのでもったいないのですが・・・!


 
府中の家具はどうしても婚礼家具ということになります。

まだまだ、この形を続けている所もありますし、

現代の生活に合うデザインを送出しているメーカーもあります。

数社が集まりkitokiというブランドを立ち上げています。

このブランドは産地の垣根を越え小泉誠さんや関洋さんをデザイナーに向え

立ち上げているブランドです。(土井木工、若葉家具、丸庄、井上企画)

産地の活性、しいては日本のものづくりにとっては面白い取り組みだと思います。

参考URLhttp://www.kitoki.jp/
こんな物を作っています。

どうしても昔の技術にこだわり(変換出来ず)衰退している産地になりますが、

歴史があり技術がまだ残っていますのでなにかきっかけを作って復興させたい産地ですね!

いままで日本のものづくりをご紹介して行きましたが

まだまだ日本で作っている物はたくさんあります。

このシリーズは家具系に特化しましたが磁器物をはじめ、金属、織物、などなど

日本で作っているものの興味がすこしでも湧いていただければ幸いです!

今回は色々な産地をご紹介しましたが身近なところでも色々な物を作っております。

例えば春日部のタンス、川口の鋳物(だいぶ少なくなりましたが)越谷には木工屋さんも多いですね。

草加は椅子の張り屋さんが多いです!

もしかしたらお隣で洋服の縫製や鞄を作っているかもしれません!

是非、ニッポン産に興味を持って下さい!

それでは、また!次回は何の話にしようかな・・・

 

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