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2010年12月 アーカイブ

2010年12月07日

日本のものづくり「九州 福岡県大川市」②

こんにちは、大谷です!

いよいよ12月!今年も早一ヶ月!皆さん今年はどんな年でしたか?

やり残した事はありませんか?

私はやり残した事が多すぎて・・・あと一ヶ月、頑張ります!


さて、今回は大川のものつくり2回目、

前回は昔ながらのものつくりメーカーを紹介しましたが

今回は現代的な家具作りのメーカーを何社かご紹介します。


まずは、「ヒラシマ」さん。

このメーカーはルーターという道具を使う技術が優れてます。

色々な面材加工の技術があり家具の面材表現では日本で一番の技術があると思います。

こんな加工です!
  
 
  
鎌倉彫の様な加工であったり、あえてのこぎりの目を表面に持ってきたりと

テスクチャーとしてはとても面白く表情豊かな物になります。

その加工で仕上げた家具が下記の物達です。
  
 

また、突き板と合わせてこんな表情の加工も出来ます。


     
参考 URL http://www.k-hirashima.jp/


続きましてこちらのメーカー、「広松木工」さん。

ここは、自分たちが良いと思うもの、美しいと思うものをテーマに

自分たちでものつくりをしています。

今では人気が出て、製作する人たちが少ないという理由もありますが

商品のお届けが2,3ヶ月待ちの状態です。

物のクオリティーはとても良いですが、納期がかかり過ぎかな・・・

気に入れば待ちますかね・・・!こんな家具達です!

 
 
現在、新宿のリビングデザインセンターで期間展を開催しています。(11/19~12/5まで)

子供用の家具も面白い物があります!こんな感じです。

参考 URL http://www.hiromatsu.org/


続いて、こちら、「松岡漆工」さんはちょっと和風なイメージですが

こだわり方が半端じゃないです。

漆工という名前の通り、漆の塗装であるとか日本の伝統的な技術を

生かしながら現代の家具を製作しています。こんな家具達です!

 
 
上記の様なクスの木の突き板を天板に貼りその他の部分を黒の塗装にしてます。

一件何気ないコントラストですが技術的には難しい加工をしてます。

まず、楠の突き板ですが写真の様な年輪方向に突く、突き板はあまりありません。

普通は木を縦(繊維方向)に突いて行きますが、日本の刃物の技術はすごく、

鉋という道具が実は優れており、欧米では年輪方向にはなかなか突く事をしません。

これは、日本の刀を作る技術があるから、なせる技になります。

この刀、刃物の技術は日本の伝統的な建築技術、製作物の歴史がなせる技だと思います。

また、突き板を貼った部分と黒い部分がなにげにフラットになっていますが、

象眼をしてフラットにし更に塗装を突き板部分はクリアー、

その他を黒くするにも手間ひまをかけてます。

ただのテーブル、キャビネットですが、形にするには色々な技術が隠されています!

そんな目線で家具屋さんに行って、店員さんに色々質問してみて下さい!

最近はプリントした物が多いですかね!!

最近の家具屋さんの店員も作り方はわからないかな・・・

参考URLを乗せますでまだまだ面白い物がありますのでご覧下さい。

参考URLhttp://www.matsuokashikko.com/


まだまだ、ご紹介したいメーカーはたくさんありますが、

大川のものつくりはこれくらいにして次回も日本のものつくり第3段をお届けします。

どの産地にするか乞うご期待下さい。


それでは、また!

 
 

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2010年12月21日

日本のものづくり「北海道 旭川地区」

こんにちは、大谷です。

町はクリスマスですか?もう年末ですね。

年を取ると一年は早いですね、人生加速して行きます。

もう少しゆっくりと生きて行きたいと思う今日この頃です!!


さて、今回のものづくりは、旭川!

北海道旭川地区のものづくりについてお話いたします。

日本のものづくりとしては最北端、北海道という土地の特性である

無垢の木を使った家具を多く産出している地域です。

少し、歴史の話をさせていただきます。

前回、前々回にお話しした飛騨や大川に比べると比較的新しい時代に家具づくりを始めてます。

今から120年位前、1890年にできた木挽場が、始まりと言われています。

そこで、町作りが始まり、それにともなって全国から家具職人が移住、

旭川で家具や生活道具をつくる様になったと言われています。

もともと、北海道は深く豊かな森林に囲まれており、

世界に名を馳せるほどの良質な木材を保有しており、

その材料を使う志の高い職人達が集まってできた町です。

いまでは、旭川家具としてブランドにもなっています。

旭川は良質な材料、高度な技術、更に積極的にデザイン性を追求をし独自性を表現してます。

1990年には家具のトリエンナーレ「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)」、

世界レベルのデザインコンペティションを開催、2006年には世界最大級の国際家具見本市、

ドイツ「ケルン・メッセ」に出展するなど積極的にデザインに対する追求を進めてます。

旭川家具とは、一つのメーカーではなく、

旭川市、東川、東神楽などの近郊地域に存在するメーカーが

製造する家具を総称するブランド名になります。
 
 
それでは、具体的に家具メーカーをご紹介しましょう。

まずは(株)カンディハウス。

このメーカーは旭川を、いや、日本の家具産業を牽引しているメーカーかもしれません。

素材にこだわり、技術にこだわり、デザインにもこだわるという三拍子揃ったメーカーになります。

積極的に海外デザイナーとコラボしたり、展示会に出展したり

元気の無い家具業界に活を入れる役目をになっているかもしれません。

最近ではこんな家具を製作してます。

i12211.jpg
 
こちらの作品は2008年の「国際家具コンペティション旭川」に出展された物を商品化した物です。

商品名は「BARCA」,デザイナーはデンマーク出身のヤコブ・ヨーゲンセン、

小舟をイメージしたデザインになります。

この形を実際につくり商品化する技術を私は大変評価したいと思います。

詳細は下記URLを参考にして下さい。
http://www.condehouse.co.jp/journal/vol2/sp_barca.html

もちろん日常に使われる様な家具も取り扱ってます。

i12212.jpg

こちらのメーカーは無垢の木を使いながら

繊細なデザインを表現出来る技術を持ったメーカーだと思います。

どうしても無垢の木を使うと重く野暮ったくなりますが、

デザイナーとのコラボレーションにより細かいディテールまで表現していると思います。

また、椅子、テーブルだけではなくキャビネット等、

家具全般を製作出来る技術とノウハウを持ち合わせたメーカーだと思います。

詳細は下記URLを参考にして下さい。
http://www.condehouse.co.jp/index.php



続いてこちら!(株)北の住まいの設計社、ここは思想と表現がぴったりと合っており

とても共感出来るメーカーです。

「木」が土に根を下ろしていたのと同じ年月を家具として生き続けられるように・・・!

という事を考えて家具作りをしています。

北の住まいの設計者のテーブル、デスクになっている木は

樹齢100~200年位の物を使用しているそうです。

雨の多い年、強い風、夏の暑さを、100~200回、同じ場所で受け止め成長してきた木が

今まさに家具として生まれ変わり、その後どうなるかは人間次第!

200年生きて伐採されその後5、6年で廃棄されるかもしれないし、

その後100年形を変えて存在し続けるかもしれない、

それは人の考えによって左右されてしまう。それが木製品という宿命なのでしょうか?

自然界に存在し、そこに人が入り込まなければ

もっと長く生き続けられたかもしれないと考えると何とも言えない感情になります。

作り手側、使い手側の考え方でその木の運命が決まってしまいます。

そんな考えを持って製造しているメーカーになります。

また、こちらの工場も味があります。1928年に建てられた山奥の小学校を改装して使用してます。

こんな工場です。

i12213.jpg

自然との対話ができる場所ですね、もう今は雪の中でしょうか!!

身近にある木製品がどこで誰が何の木を使っているか

もう一度見直していただくのも良いかもしれません。

彼らが作っている家具達はこんな感じです。
  
i12214.jpg
     
参考URL
http://www.kitanosumaisekkeisha.com/top.shtml



あと、一社ご紹介したいメーカーがあります。

個人的にここのシェルフがとても美しいのでご紹介させて下さい。

(株)メーベルトーコーです。デザイナーは桐本隆士氏。桐本氏の詳細はこちら!

彼がデザインをしたSORAHEはとても繊細でありながら

その機能を満たしているデザインとなります。

デザイナーである喜多俊行氏はこう言ってます。

組み立て方、その美しさなど、オリジナリティに富んだ作品で、テープを用いるという、

家具としては革命的な作り方を採用した、たいへんユニークな物が誕生したと思う。

その発想とプロポーションの美しさが高く評価されたと言っております。

構造は4ミリという、非常に薄い成型合板による構造。

組み立てに工業用のマジックテープを用い、簡単に分解出来る。

また、いっさい金具は使用しておらず、上部ほど、薄く、細く、狭くなっています。

本当に美しいシェルフだと思います。こんなシェルフです。

i12215.jpg

いかがでしょうか?すっきりと美しいフォルムだと思います。

さて、旭川の家具メーカーを3社ご紹介しましたが

まだまだ色々なメーカーが旭川界隈でものづくりをしています。

ご興味がある方は下記サイトを覧になって下さい。
http://www.asahikawa-kagu.or.jp/about/center.html



最近ではイタリアモダンを日本で再現したメーカー、アルフレックスの工場や

タイム&スタイル工場も北海道にあります。

日本の家具の産地としてははずせない産地になります。

北の環境の良さ、ものづくりの姿勢には感慨深い物があります。

北の住まいの設計社さんではないですが、

是非、皆さんも身の回りで使われている木について考えてみてはいかがでしょう!!

参考URLアルフレックス
http://www.arflex.co.jp/

参考URL タイム&スタイル
http://www.timeandstyle.com/


 
もうすぐ年の瀬です、寒し日が続きますので皆さんもお体に気をつけて良い年をお迎え下さい。

それでは、また!

 

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