2011年06月07日

山手西洋館フェスタ JUNE 〜花と器のハーモニー〜

こんにちは大谷です。
今回もサローネのお話をさせていただこうと思いましたが、
あるイベントに参加しましたのでそのご案内をさせていただきます。

【前回のブログ「ミラノの展示会にて」はこちら】

今年で10回目となる、
山手西洋館フェスタ JUNE 〜花と器のハーモニー〜という
イベントに参加致しました!

イベント期間は2011年6月4日〜6月12日まで開催しております。
このイベントは2001年より始まり、今年で11年目を迎えるイベントになります。
こちらは横浜、山手にある西洋館を
フラワーアレンジとテーブルコーディネートにより館を美しく装い、
来館の方々に普段とはひと味違った西洋館を楽しんでいただく目的で
スタートしたイベントになります。
今回のテーマは「横濱Style〜心に響く豊かな時間〜」をテーマに、
心がときめく豊かなライフスタイルを山手西洋館から発信するという事です。

ここで少し山手西洋館のお話をさせていただきます。
山手西洋館は財団法人、横浜市緑の協会が管理をしている7つの洋館になります。
横浜市イギリス館、山手111番館、山手234番館、エリスマン邸、
ベーリック・ホール、ブラフ18番館、外交官の家の7つになります。
こちらは横浜の観光名所になっており、
近くには港の見える丘公園や、山手外国人墓地、元町公園、イタリア山庭園など
散策するには格好のロケーションに位置しています。
それぞれに建物にはいろいろな話がありますので
詳細は下記サイトをご覧下さい。
http://www2.yamate-seiyoukan.org/

今回このイベントの中で、
プロデューサーに空間プロデューサーの瀧勝巳氏、
(株)TTNコーポレーション代表取締役社長4代目、辻野福三郎氏の
お二人の企画「足下から変革した横濱オリエンタル」というテーマで
エリスマン邸を使用し西洋館を日本人の感覚のもとに
コーディネートのお手伝いをいたしました。
エリスマン邸はチェコ出身のアントニ・レーモンドの建築になります。
レーモンドは日本の建築の発展に多大な影響と功績を残した建築家です。
帝国ホテル建築の際、フランクロイド・ライトの助手として来日しています。
日本で数々の建築を残しています。詳しくはこちらを!
http://www.raymondsekkei.co.jp/


さて、今回のコーディネートのコンセプトは
「東の果ての島国に、西より流れ着いた様々な文化。
それらにあこがれ、またある時は翻弄され、全てを受け入れて来た日本。
そんな中で育まれた日本特有の『間』と言うもの。
およそ全ての物事や生活は『間』の中にある。
今、日本人が見失ってしまった足下から『間』と言う物を見直してみたい。」
というコンセプトのコーディネートになります。

通常はこんな家具達が並んでいます。

 
まずはダイニング!

今回のコーディネートで、床に菱形の畳を敷きました。

色は黒、ベージュ、ブラウンの3色、
テーブルやプランターも畳が周りに貼ってあります。

窓には組子をはめ込みました。
 

椅子は既存の物を使用しています。

照明にかかっているのは弊社が扱っているバナナの和紙を使用し
雲をイメージし有機的な形でシャンデリアを覆いました。

続いてリビングルーム

既存はこちら!

このリビングをこんな感じにしました!

この部屋の照明もバナナの和紙でシャンデリアを覆いました。

リビングと形を変え、筒状にした形になります。
また、ソファの足下にテープ状のLEDを和紙で包み込み
自由な方に変えられる照明を使用しフロアーライトとして演出しています。

こちらは2Fに上がる廊下に畳を敷いています。
右の扉からリビングへ!


いかがでしょうか?結構面白い空間になっていると思います。
今回お話したかったのは
空間を家具や小物などのしつらえによって変化させる事ができると言う事です。
古くなった廊下や床に変わった置畳を敷いてみたり、
既存の古い照明を和紙で覆ってみたり、
置いている器を和食器にしたり洋食器にしたり、
花のイメージを変えてみたり、
既成概念にとらわれずどんどんイメージを膨らませて下さい。
そこがコーディネートの面白い所であり生活を豊かにして行く物だと思います。


今回突然こんなご案内をさせていただきましたが
次回は前回の続きサローネのお話をさせていただきます。
それでは、また!

【前回のブログ「ミラノの展示会にて」はこちら】
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「インテリア」から考える理想の暮らしコラム。
本当にすわり心地のよいソファーとは?
暮らしを豊かにするインテリアとその選び方のポイントを紹介。
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2011年05月22日

ミラノの展示会にて

こんにちは大谷です。やっと春らしく暖かい良い季節になってきましたね!
震災後2ヶ月が立ちますが皆さんはいかがお過ごしですか?
原発が未だ不安定なのが気になりますが・・・

【前回のブログ「インテリアのカラーコーディネート」はこちら】

今年も行ってきましたミラノ!
家具の見本市サローネに行ってきました!
今年のトレンドと気になった物をご紹介させていただきます。

前回もご紹介させていただきましたが家具では世界最大の国際家具見本市になります。
ここから世界に向けてデザインのトレンドや色の傾向が発信されて行きます。
この期間のミラノの展示会場への来訪者数は今年は約32万人、
世界各国からの来場者でミラノ市内は異文化交流の場になります。
今年はサローネ50周年という事でかなりの人が来るかなと思いましたがいつもと同じ!

世界的にあまり景気が良くないのかな!?

今年の傾向は、去年と大きく変わらずって感じでしょうか!
あまり突飛なデザインはなくディテールにこだわった物が多かった様な気がします。
色の傾向も去年同様グレーベースですね!
気になったのはソファの形が
カウチタイプから昔の3Sタイプとパーソナルチェアを合わせるタイプや
パーソナルチェアを4脚並べるタイプ、あとT型タイプというのもありましたね!

それでは、具体的に画像見ながらご説明していきます。まずはこの画像!


間から撮った写真でわかりづらいかもしれませんが、
ペンダント照明のフレームがグレー、ソファが薄いグレー、
濃いグレーのコントラストになります。

続いてこちら、ベッドルームになりますがグレーとマスタード色のコーディネート!


濃いグレーのラグにベッド本体をライトグレーのファブリック、
ベッドカバーをマスタード色でアクセントを付けています。

続いて逆パターン

ベッド本体をマスタード、シーツをグレー、合わせているパーソバルチェアを
ダークグレーのファブリックで張っています。
落ち着いた大人っぽい空間になっていると思います。

グレーのソファを使った明るいダイニング&リビングの提案!

 

いかがでしょうか!
ソファのグレーにナチュラルなダイニングテーブルに
椅子は白と水色を使って軽い感じにコーディネートしていると思います。
さし色で黄色が効いていると思います。

 

続きまして、ソファのレイアウトについてお話します。
前記しましたがレイアウトの仕方が変わってきています。まずはこちら!


グレーのソファですがこのレイアウトが空間の真ん中に置くタイプ、
一見カウチタイプですが背の部分が表と裏が共通。
数年前から空間の真ん中に置くレイアウトの提案が出てきています。
いわゆる島型のレイアウトです、どこからでも坐れる物になります。

△続いてこれは面白いですがソファの真ん中がカウチになっている提案!

 

△T型レイアウト

△ホテルを意識したソファレイアウト

などなどソファのレイアウトも色々な仕方あると思います。
どれが良いという訳ではなく、どう使いたいかにより
ソファのレイアウトが変わってくると思います。
皆さんもまずはどう生活したいか!からソファやレイアウトを
考えていただければと思います。

今回はこれくらいにして、次回もサローネの話をしたいと思います。

それでは、また!

【前回のブログ「インテリアのカラーコーディネート」はこちら】

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2011年05月09日

インテリアのカラーコーディネート

こんにちは大谷です!
ゴールデンウィークも終盤になり皆さんいかがお過ごしですか?
だいぶ通常の生活に戻られましたか!?平凡な日々に幸せを感じる今日この頃です。

【前回のブログ「照明のお話」はこちらから】 

さて、今回は色の話を少しさせていただきます。
白、グレー、黒以外の色には三つの属性があると言われています。
色相」「明度」「彩度」です。

色相とは、それぞれの色が持っている色味の事で、
赤なら赤、青なら青という事になります。

赤の中でも白っぽい赤から黒っぽい赤があると思いますがこれを色の明度と言います。
白っぽい、黒っぽいは色の明るさを表します。

さらに彩度とは色の鮮やかさを表した物になります。
彩度が高いとは、混ざりの無い鮮やかな色(純色)に近くなり、
彩度が低い色は無彩色が混じり、色味が薄くなります。

この三属性以外にトーンという物があります。
これは色調の事を表します。色相が異なっていても同じトーンであれば比較的コーディネートしやすいという特徴があります。

色相には基本となる12色がありこれを色相環という図で表せます。
05091.jpg
▲色相環
この色相環を利用し暖色系や寒色系、補色と言ったテクニックを使ってコーディネートをしていきます。
05092.jpg
▲暖色系
05093.jpg
▲寒色系
05094.jpg
▲補色


補色とは色相環の向かい合う色の事をいいます。黄色いレモンを浮かび上がらせるのは青い背景!という感じです。暖かいイメージのお部屋にしたいのであれば暖色系の色で合わせたり、さわやかな涼しげなイメージにしたいのであれば寒色系でコーディネートしアクセントで補色の色を持ってきたりします。

これに明度(コントラスト)が加わり更に彩度が入ってきます。

      05095.jpg
     ▲青の明度 白から黒へ
05096.jpg
     ▲赤の彩度 


では、実際にコーディネートの方法として大きく分けて4種類の方法を良く使います。
同系色、類似色、同一トーン、反対色などです。


同系色とは、同じ色味で、鮮やかさと明るさを変えた組み合わせになります。他の色味が入らない為おとなしい雰囲気になりますがコーディネートしやすい基本のコーディネートになります。

05097.jpg ブルーの同系色

続いて類似色とは、その名の通り、似た色の組み合わせです。色相環で左右2色位までの色を使ったコーディネートです。例えばイエローとオレンジなど、色の性質が似ているため統一感を与えます。
05098.jpg イエローとオレンジ


同一トーンとは、トーンとは色調のことでその色調を合わせるとうい事です。トーンには大きく三つに分ける事ができ、純色に近いトーン「派手で活発」淡いトーン「優しさ、フェミニン」暗いトーン「落ち着いた、アダルト」な印象に分ける事ができます。

純色トーン
05099.jpg
元気が出る配色だが暖色系の色は膨張色のため部屋が狭く見えてしまう場合がある、シンプルですっきりしたデザインの物が良いです。

淡いトーン
050910.jpg
淡い色なので女性的でロマンチックな印象、エレガントな空間を望むなら淡いトーンで!

補色
最後に反対色、色相環で向かい合った色が反対色といわれ、前記した補色になります。反対色同士は、お互いを引き立てる効果があるが彩度が高いと刺激的になり強烈な印象を与える場合があります。
050911.jpg  レッドとブルーグリーン
真っ赤なソファはかっこいいが派手すぎる印象をもたれる場合があります。彩度の高い色には彩度の低い反対色を組み合わせることでバランスを取ったりします。

以上の方法でカラーコーディネートをしていきますが、
皆さんはソファなど大きな物に色をつけるのには勇気がいると思います。
だいたい、白系やグレー、黒など色相、彩度の無い
無彩色と言われる色を使われることが多いと思います。
無彩色などで何か味気なく見える場合があるので
そこでアクセントとしてクッションで色を入れる事をお薦めします。
白、黒系はだいたいの色は合うと思いますので
お好きな色をアクセントで持ってくれば良いと思います。

但し注意しないといけない点が2点あります
まずは色の数!ポップなお部屋にしたいのであれば
白いソファにカラフルなクッションやカーテンを持ってきても良いでしょうが
落ち着いた部屋にしたいのであれば
色は全部で3色くらいまでに抑えた方が良いと思います。
生活してみると色々な物に色がついています。
雑誌、食器などなど色がついた物が色々とありますので!!
もう一点は、グレーを使う場合。色相、彩度の無い無彩色にも明度があります。
白は明度が高く、黒は明度が一番低くそのため、その中間の明度の色はグレーになります。
グレーは無彩色のため、どんな色にも合わす事ができますが、
同じ明度の色ばかりだとメリハリがないぼやけた印象になってしまいます。
グレーのソファなどに合わせるクッション等は
明度感もある程度考慮に入れて選ぶ事が大切だと思います。
050912.jpg

今回の色の話は以上になります。少しでも皆さんの生活のヒントになれば幸いです!
ではまた次回!!

【前回のブログ「照明のお話」はこちらから】 

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2011年04月22日

照明のお話

こんにちは大谷です!

震災から月日が流れていますが未だ震災の影響が続いていますが

皆様いかがお過ごしですか?

まだまだ先が見とうせませんが毎日元気に生活していきましょう。

さて今回は、東電の問題もありますが、照明の話を少しさせていただきます。

【前回のブログ「本当の豊かさとは?」はこちらから】 

人間に取って光とは!日が昇り、日が沈む、当たり前の様ですが毎日これを繰り返しています。

宗教的には古代エジプトでは太陽神、アメン・ラーや日本では天照大神など

人間にとって光とは神々しいものをイメージさせるもとして象徴されます。

さて、そこで人に取って心地よい光とは?

時間的に言えば夕日の光がリラックスをする光の色と言われています。

 

もちろん昼時の光は明るく活発な動きを与えてくれますが、

家の中でくつろぐことを考えるのであれば夕日のほの明るい赤い色となります。

また、人は太古より火を使う動物として進化し、火の周りで過ごすことを長く続けてきました。

火に対する思いは脅威や畏怖もありますが火の周りを囲い、

そこで家族と暮らす生活になれていき、そこで安心感という思いもつくられていきます。

そう、夕日の光も火の光も人をほっとさせる色合いになっています。

 

では、実際に現代生活の中で光をどう使うか!

まずはその部屋の目的に合った照明を考えましょう!

照明の目的、役目は空間を明るく照らすことですが、

大きい照明を一つ用いてただ明るくすれば良いという訳ではありません。

照明方法も主照明と補助照明に分類することができ、

主照明は、空間全体を明るくする物で一般的に、

シーリングライト、ペンダント、シャンデリア、ダウンライトなどがあげられます。

補助照明は主照明を補う物ものですが、

テーブルスタンドやフットライトなど視作業に必要な明るさを補う役割のものと、

スポットライトやブラケットなど空間の演出用に使われる物があります。

また、特殊な物としてコープ照明やコーニス照明といった建築と一体化した照明方法もあります。

こちらはいずれも照明器具自体は通常の蛍光灯などを使用し

間接的に部屋を照らす方法になリます。

▲コープ照明 部屋の真ん中を抜き間接的に天井を照らす

▲コーニス照明 壁面を間接的に照らし光を回し込む

また、照明の色には一般的に白熱灯と蛍光灯にわかれ、

白熱灯は黄色味のある暖色系の色で蛍光灯は青白い寒色系の色になります。

近年では蛍光灯も電球色やLEDもだいぶ暖色系の色を出せる様になってきています。

暖色系の照明は主にリビングやダイニング、寝室などリラックスする空間に使うことが良いでしょう。

寒色系は白い光になり少し緊張感が出たり暖色系に比べ明るさを感じるので

玄関やオフィスやパブリックな空間に使用するが良いでしょう。

さらに、ここに光の強さ、照度という物が加わります。

白熱灯であまり明るくしすぎると息苦しく不快な感じになることがあります。

逆に暗くすればム−ディーな感じを与えリラックスすることができます。

蛍光灯は暗くすれば青白い光なので寒々とした空間になってしまいます。

上記のことを考えながらお部屋の使い方に合わせた照明計画が必要になるでしょう。

リビングなどリラックスしたりお子様がそこで勉強をしたりと色々な使い方が考えられる場合は

メインの照明以外にスタンド照明や壁にブラケット照明をつけて

間接的に光を壁に当て演出する方法が良いと思います。


 


今回の震災で電力の供給が問題になっています。

空間的にはリラックス出来る照明は白熱球の光ですが消費電力としては一番電力がかかります。

次に蛍光灯、一番電力を消費しないのがLEDになり、今後LEDに移行していくでしょう!

昔はお部屋を全体的に明るくする傾向にありましたが今後は適材適所に照明を配し、

必要な所だけ効果的に照明を当てる事が良いでしょう。

全体を明るくしてしまうと全て部屋の内部が見えてしまい空間の広がりがなくなってしまいます。

自分の手元が明るく回りは暗く奥にスタンド照明などを置くことにより奥行きを感じることができます。

光はその部分だけが明るいのではなくスタンド照明など壁際に置くことにより

光が壁に反射してその部分だけほんのりと明るくなり光が

回り込んで十分に明るさを取ることができます。

今後は部屋全体を明るくするのではなく適材適所に照明を配し、

照明のON,OFFにより空間を演出するのをお薦めします。

それにより省エネ効果もあげられれば尚良いと思います。

 

今回は照明の話をさせていただきました。

皆さんも今一度、照明や光について考えてみてはいかがでしょうか!!それでは、また!

【前回のブログ「本当の豊かさとは?」はこちらから】 

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2011年04月08日

本当の豊かさとは?

こんにちは大谷です!

未曾有の震災がおこり、日々の生活も様変わりをしております。

被災地の方にはお見舞い、お悔やみ申し上げます。

 

さて、今回は何をお話しようと考えております。

豊かさとは?毎日の生活が普通におくれることが

こんなにも豊かだと感じることがなかったと思う今日この頃です。

自然の脅威、人災、日々の生活とはなにが起こるかわからない中で生活を送っております。

その中で家具の役割とは?

今回の震災は僕たちの仕事の上でも色々なメッセージを投げかけてきます。

物を所有することの意味合い?

テーブルは四角、または丸などの板がありそこに一本ないし四本の脚を付け、

高さを700mmくらいに製作すれば事足ります。

椅子は丸太を切り、450mmの高さに加工すれば椅子になります。

用途としては事足ります。

ただこれでは心地よい気持ちにはなりません!

では、生活の中で家や家具に求める物は??癒される空間では!癒しとは?

守ってくれる人がいる、守る人がいる、家族がいる!

そこで会話をする!何気ない毎日に実は癒されていたのかもしれません!

その中で僕たちは何を皆さんにご提案しお薦めしていけば良いか考えさせられる出来事でした。

その答えがまだ見つけられていません。

  

ただ、毎日を一生懸命生き、皆様に満足いく物をご提案出来る様日々精進していこうと思います。

今回のブログはこんな形になってしまいましたが皆さんにより良い生活ができる様、

家具を通じてご提案していこうと思います。

 

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2011年03月07日

家具の購入について

こんにちは大谷です!

今回は何をお話ししようか色々考えてみましたがなかなか良いお話が見つからず・・・

最近感じたことをお話しします。皆さん、家具はどちらで購入しますか?

 

結婚をした時、新築した時、などなど

家具を購入するタイミングが色々あると思いますが、どんなお店で購入しましたか?

業界的には大型店、地元の古くから家具店、メーカーショップ、セレクトショップ、

通販、ネットなどなどがあると思います。

それぞれに良い所、悪い所があります。

その中で、最近ネットで買われるお客さんが増えている傾向があります。

古くからいる業界の人々に取っては考えられなかったことです。

もちろん、メーカー品をネットで格安で売る業者はいますが、

これはブランドが認知され価格のみでお探ししているお客様にとってはメリットがあります。

最近は人伝に広まっていったり、ブログをみて購入したりという買い方が増えています。

ここで、先程紹介した大型店、メーカーショップなどのメリット、デメリットをご紹介します。

 

【大型店】

こちらは、島忠や大川家具、東京インテリアなど

その名前の通り大規模な店舗をもってたくさんの商品を並べているお店になります。

ここのメリットはやはり大規模なのでたくさんの商品を見ることができます。

ソファの座り心地を試したり、テーブルのサイズ、色、素材を確認したり、

多くの情報がありますのでこちらに行けば多くの情報が得られます。

デメリットはなにかといえば、規模が多きい為スタッフの人員が少ないということと

専門のスタッフが少ないという状況があります。

家具について細かく聞きたいことがあっても詳しく説明できる人が比較的少ないのが現状です。

【地元の古くからの家具店】

こちらは未だにカラーボックスなどおいて商いを続けている所ですが、

さすがにかなりなくなって来ていますね。

二代目の代になってセレクトショップ系に変化して来ていますが、

メリットは、昔であれば安い隙間家具が結構あって

チョッコと購入したいときにお店にいくという感じでしょうか。

最近はニトリ、IKEAにその地位を持っていかれてしまっていますね。

デメリットは商品数が少ないことでしょうか。

【メーカーショップ】

自分の欲しい物が決まっていてメーカーショップがある場合は

そこに言ってその商品を確認し、ショップの店員に説明を受けるのが一番良いですね。

素材、作り方、保証の話、メンテナンスの仕方など具体的な話ができます。

デメリットは僕も一時期メーカーにいましたが、

接客しているお客様が自分たちの扱っていない商品をご希望されているなぁと思っても、

一応自分の扱っている商品をまずお勧めしてしまいます。

自分の欲しい物が明確でないとショップの店員に押し切られる場合がありますのでご注意を。

【セレクトショップ】

最近多くなったセレクトショップは、基本的にセレクトしている人が一人ないし二人くらいなので、

メリットはそのお店に気に入った物があれば、

雑貨含め気に入るテイストの物が結構あると思います。

選んでいる人が少ないためテイストが統一されている傾向があります。

デメリットは気に入った物が無ければその他の物も気に入る物は少ないと思います。

また、規模的にもあまり大きくないので、品数はすくないと思います。

【ネット】 

いままでは上記のような販売先で家具を実際に見に行き触れて購入していたと思いますが

最近は通販、ネットで購入をする方が増えています。

どんな売り方をしているのでしょう?実際にネットショップを何件かご紹介します。

 

まずは【NOYES】ソファーショップになります。

もともとは名古屋にある椅子張り屋さんでした。そこがネットでソファを売り始めました。

当初、ソファは坐らせなければ売れないだろうなと思っていましたが、

そこのサイトの作り方がとてもすばらしく、

スタッフが実際に自分の身長などを明記し自分の考えを素直に表現していました。

このソファは硬めであるとか、私とっては奥行きがあるとか

具体的に坐り心地をWEB上で表現していきました。

また、そこで購入したお客様の意見ものせ、情報を全て開示していきました。

これによりお客様への安心感をあたえ購入に繋がっていったと思います。

いまでは、YouTubeを駆使してソファの説明をしています。

また、リアルショップを名古屋、東京にオープンしており、

バーチャルからリアルショップと広がりを持っています。

参考URLhttp://www.ny-k.co.jp/

 

続いて、こちら、【リグナ】。こちらのサイトも売れています。

デザイナーズ家具をキーワードに検索エンジンを駆使してこのサイトに来る様にしています。

最近の流行の商品を扱い、常に商品を増やしてます。

前記しましたNOYESはメーカーショップですが、こちらはネットの中の大型店になります。

しかし、のべつまくなしでは無く、オーナーのセレクトによる商品なので

大型セレクトショップ化していますね。

こちらもYouTubeを使い商品説明をしています。

ネットの進歩は目を見張るもの物になっていますね。

参考 URLhttp://www.rigna.com/

 

 皆さんは家具を買う時、何処で購入しますか?

まずはネットで探しますか?

ソファが欲しい時どういう探し方をしますか?

家具業界も販売の仕方や提案の仕方が色々変わって来ております。

日本では人口が減っており、人が減れば家具を販売する量も減っていきます。

その器の中でどう販売をしていくかが業界に求められている状況です。

みなさまも色々と情報を集めていただき

どんな買い方をすれば自分にとってメリットがあるか考えてみて下さい。

また、色々なご意見お聞かせいただければ幸いです!

 

それでは、今回はこれくらいで!

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2011年02月21日

日本のものづくり 『広島県府中市』

こんにちは、大谷です。先日の雪のときは皆さんいかがでしたか?

当方は車で出かけており、どうやらこうやら帰ってこれましたが、

橋の上で往生している車がありました!

車の中で雪がどんどん降るとうれしいやら、心配やらとちょっとドキドキ感を楽しんでました!

さて、今回で日本のものづくり最終章、広島県の府中市について少しお話致します。


広島県の府中市は、人口4万5千人程度の小さな町ですが、古くから家具産業が栄えており、

現在市内には家具関連の業者が190社ほど集まり、主要な地場産業を形成しています。

府中市で箪笥づくりが始まったのは、約300年前、宝永年間(1704~)に

内山円三が大阪で箪笥の製法を習得し、帰郷後製作に着手したのが始まりといわれています。

       ▲薬箪笥                    ▲船箪笥

        ▲車箪笥                   ▲階段箪笥

大正時代、第一次世界大戦のバブル景気で家具の需要が急増し

職人の数も増え家具産地として形成されていきます。

その頃には、現在の鵜飼町辺りに百数十軒もの箪笥職人が軒を連ね、

朝早くから夜更けまで、ノミやカンナを使う音が絶えなかったと伝えられています。

戦後、府中家具は他産地に先駆けて「婚礼家具セット」を開発し、大きな転換期を迎え、

また、高度経済成長により高級品への需要が高まり、

昭和40年代後半には団塊の世代が結婚適齢期を迎え、高級な婚礼家具がヒットし、

府中家具産地はその頃に飛躍的な発展を遂げました。

その当時(昭和40年)、小松みどりさんの歌で「府中タンス音頭」がレコード化したり、

府中家具のシンボルマークを岡本太郎氏がデザインしたりしておりました。

しかし、現在では婚礼ダンスの需要が軒並み減っており、往時の勢いはなくなって来ています。

現在は特産のタンスを使った町おこしとして「たんす太鼓」「たんすリレー」などを行っています。
参考URL http://www.fuchu.or.jp/~kagu/etc/taiko.htm
参考URL http://www.fuchu.or.jp/~kagu/etc/relay.htm


それでは何社かメーカーをご紹介いたします。

まずは、桑田家具、こちらは鉄刀木ともいわれる重厚な木材であるタガヤサンや 、

ケヤキなどの銘木家具タンスの製造が主体ですが、

最近ではTVボード、テーブル、サイドボードなども手がけています。

       ▲ タガヤサン無垢材のタンス

       ▲  タガヤサンの突き板を柄貼りしたサイドボ−ド

 

腕がいいのが瀬戸山家具!こちらのメーカーは腕がいいですね!とても良い物をつくります。

ご紹介する画像が無いのですが、良い仕事をしますね!

デザインがないのでもったいないのですが・・・!


 
府中の家具はどうしても婚礼家具ということになります。

まだまだ、この形を続けている所もありますし、

現代の生活に合うデザインを送出しているメーカーもあります。

数社が集まりkitokiというブランドを立ち上げています。

このブランドは産地の垣根を越え小泉誠さんや関洋さんをデザイナーに向え

立ち上げているブランドです。(土井木工、若葉家具、丸庄、井上企画)

産地の活性、しいては日本のものづくりにとっては面白い取り組みだと思います。

参考URLhttp://www.kitoki.jp/
こんな物を作っています。

どうしても昔の技術にこだわり(変換出来ず)衰退している産地になりますが、

歴史があり技術がまだ残っていますのでなにかきっかけを作って復興させたい産地ですね!

いままで日本のものづくりをご紹介して行きましたが

まだまだ日本で作っている物はたくさんあります。

このシリーズは家具系に特化しましたが磁器物をはじめ、金属、織物、などなど

日本で作っているものの興味がすこしでも湧いていただければ幸いです!

今回は色々な産地をご紹介しましたが身近なところでも色々な物を作っております。

例えば春日部のタンス、川口の鋳物(だいぶ少なくなりましたが)越谷には木工屋さんも多いですね。

草加は椅子の張り屋さんが多いです!

もしかしたらお隣で洋服の縫製や鞄を作っているかもしれません!

是非、ニッポン産に興味を持って下さい!

それでは、また!次回は何の話にしようかな・・・

 

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2011年02月07日

日本のものづくり 『静岡』

こんにちは、大谷です。立春がすぎましたがまだまだ寒いですね。

春が待ちどうしい今日この頃です。今回は静岡のものづくりについて少しお話しします。


静岡は鏡台の産地として有名でした。


少し歴史の話をいたします。

1634年、徳川三代将軍家光公が浅間神社を造営の時に、

全国から集められた漆工や大工、指物師、彫刻師などの職人たちの多くが

造営後も駿府に定住したのが始まりといわれています。

そこで、当地の気候が漆芸に適しており、漆器づくりが盛んに行われる様になりました。

その後、漆器づくりの技術が鏡台づくりに活用されることになります。

明治時代になると漆塗りの西洋鏡台が静岡市内の業者によってはじめてつくられ、

鏡台産地としての基礎が作られました。

 
 江戸時代の古鏡          明治時代の古鏡


さらに、その当時、東京には外国人の往来がはじまり西洋の家具の文化が入り始め、

東京で修行した者達が帰郷し、新規品で実用的な各種鏡台を製作し好評を得て行きます。

明治後半から大正初期にかけて、茶箪笥などの大型の置き家具も鏡台から分化し

つくられるようになり、木製家具産地としての様相を濃くして行きました。

大正後期になると漆に代ってラッカーによる洋塗装が普及し、

一層低廉な価格での生産が可能となり、関東大震災の復興需要も契機となり、

大衆向けの商品が多く生産されるようになりました。

 
  大正時代鏡台          静岡市庁舎書棚

昭和初期になると更に工業機械設備の発達にともない、

漸次工業生産の形態が整えられていき、静岡市庁舎、県庁舎、建築調度品をはじめ、

東京帝国ホテルの調度品など他産地進出の気運をつかんで行きます。

戦後、進駐軍用家具類の割当発注をきっかけに、一大発展期を迎え、

洋家具が急速に台頭し、また、サイドボードという新製品がヒット商品となり、

戦前の和家具産地のイメージを大きく変えて行きます。


昭和38年、藤枝家具団地、41年、大井川家具団地などが建設され

製造問屋の中にも一貫メーカー化をはかる者があらわれ、製品の種類も豊富になり、

相合家具産地の色彩がこくなり現在にいたっています。


それでは、気になる静岡の家具メーカーをご紹介します。

まずは「吉像」ここは指物の技術が優れています。

また、伝統工芸とモダンデザインをうまく融合させているメーカーですね。

最近ではほとんどやらなくなった三方留めという木工の技術があります。

この技術を使い箱ものを仕上げていきます。

こんな方法で留めます。


こんな家具を製作しています。

現代仏壇にもなる厨子



 李調家具 
参考URLhttp://www.kichizo.co.jp/image.html

 

次に家具製造メーカーではないのですが展示している場所と

雰囲気がとても良いのでご紹介します。

北欧ユーズド家具が好きな方は静岡に行った際は是非こちらによっていただきたい所です。

「クラフトコンサート」という所です。

もちろんユーズド家具だけではなく現代の北欧の家具メーカーの商品も取り扱っています。

こんな雰囲気のショップです。

昔の日本の建物に北欧の家具は絶妙に合った空間です。

とてもゆったりとした気持ちにさせてくれます。
参考URLhttp://www.craft-concert.com/


続きましてこちら、「サイトーウッド」こちらも家具ではないですが、

皆さんもどこかで見た時あると思いますが

気の効いた木製ゴミ箱をお探しならこちらの商品をお勧めします。
 

参考URLhttp://www.saito-wood.com/


伝統的な和家具がお好きな方はこちらをオススメします。

「福井木工所」ここは、北海道産の黄檗材の無垢材にこだわり、

ボード、外材、中国桐、アルミダイカスト金具を一切使わないというこだわりようです。

ここの工場にも伺いましたが、工場はそんなに大きくないですが、

工場の周りには黄檗材が豊富に乾燥されておりそれを使い家具を仕上ていきます。

人の手のぬくもりを感じされる家具達です。
  

参考URLhttp://www.fukuken-kagu.com/


もちろんモダンな家具を製作しているメーカーもあります「マルミヤ」さんです。
  

参考URLhttp://www.marumiya-kagu.co.jp/


まだまだご紹介したいメーカーはありますが今回はこれくらいにしまして、

その他静岡のものづくりにご興味のある方は下記サイトをご参考にして下さい。
http://www.s-kagu.or.jp/kumiai/index.html

みなさん、いかがだったでしょか?静岡のものづくりは?

日本のものづくりに少しでも興味を持っていただければ幸いです!


それでは、また!

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2011年01月28日

日本のものづくり 『桐』

こんにちは!皆さんお元気ですか?当方は、正月開けてから体調を崩しております。

流行病が横行していますので、皆さんもお体ご自愛下さい。

 

さて、今回の日本ものづくりは桐をテーマにお話したいと思います。

日本の古い文化の婚礼ダンスや箪笥と言われるもののお話です。

 

まずは桐について少しお話させていただきます。

桐材の利用は、弥生時代(約2000年前)に始まるとされ、登呂の遺跡からは小琴が

発掘されています。

桐材は日本の木材の中で最も軽く、優美で、防湿性、耐火性があり、腐りにくく、

音響効果を高めるなど、 他の素材に見られない特性を多く持っています。

このため、古くから使用が始まり、例えば上代の御神楽に用いられた和琴は

我が国固有の楽器で、 仲哀天皇が熊襲征伐の際(西暦190年代)に

奏されたと伝えられています。

その他、伎楽面、雅楽面など、欽明天皇から推古天皇(西暦550~610年)に、

中国から直接、または朝鮮を経由して日本に伝えられ、

その頃から日本でもつくられる様になったことが「日本書紀」に記されています。

このように桐材は

上代から神社、寺院、宮廷の儀式に用いられ歌舞用器具にあてられ、

20世紀の今日に及ぶもので、桐が皇室の紋章になっていることも、

中国で瑞祥の木といわれる所以でもあります。

 
  
鎌倉時代になると、武家の鎧櫃や刀剣箱として、

貴族、富裕階層の高級な調度品に用いられました。

しかしそのころはまだ庶民の使用する域には至りませんでした。

一般大衆の中ではじめて桐が使われ始めたのは

徳川時代、長持ち、飯びつ、水桶などの生活必需品として欠くことのできないものとなり、

またその頃からようやく下駄がつくられる様になりました。

その後文化が進むにつれて桐材の使途は庶民の間で急速に広げられ、

第二次世界大戦前までは桐の全消費量の約70%が下駄に向けられていました。

桐の特性として、少し前記しましたが、

まず、防湿性、湿気や水分を遮断する力が強いので

衣類や貴重品を保存する収納家具には必須の適材です。

このため衣装ケースとして婚礼ダンスには多く使用されています。

耐火性、桐が発火する温度は400度位といわれています。

添付しました写真の様に表面は炭化していますが、

内部は本来の色にとどまっています。 燃えていないということです。

続いて軽さ、水の比重を1とすると桐は0.3、国産材の中で最も軽い木材です。

細胞の膜壁が薄く、なかの空気層が大きいので柔らかく、

持ち運びや取り扱いに便利になります。 狂いや割れが少ない。

木材の収縮率がたいへん小さいので、加工しやすく、

はじめから精密につくることができます。

箪笥の引き出しを一つ押すと、その他の引き出しが空気圧で前に出てきたりします。

職人の丁寧な仕事と木材の特質性が相まってできる仕事です。

前記しました細胞の膜壁が薄いこと、空気層が大きいこと、

などにより音の響きがよくなり、楽器にも適しています。

防虫、防腐食効果。

桐には虫を寄せ付けない成分(パウロニン、セサミン等)が含まれています。

また多量のタンニンが含まれており、これにより、

防虫、某腐食効果に優れているといわれています。

このような特質性を持った桐は、日本の生活文化の中にとけ込んで行きました。

 

余談になりますが、なぜ嫁に行く時に桐の箪笥を持たせるかというと、

もちろん上記の特質性がありますが、

桐は成長が早いため、女の子が生まれると桐を植え、

結婚する時にその桐で箪笥をつくり嫁入り道具にするという風習がありました。

桐の原産地は中国とされています。

日本では北海道南部以南において植栽され、

福島の会津、岩手県の南部が有名です。

 

こんな特性を持った桐ですが、

実際に桐の箪笥を作っている有名な産地をご紹介します。

もちろん会津の三島町でも作っていますが、有名なのは新潟の加茂ですね!

日本の桐たんすの70%を生産している産地になります。

歴史的には、加茂で指物師により箪笥がつくられるようになったのは、

220年ほど前の天明年間といわれています。

丸屋小右エ門が大工のかたわら杉材でつくり始めたと伝えられています。

この加茂の地は三方を緑の山にかこまれ、

その一方の県立自然公園の粟ヶ岳から流れ出る加茂川が

市街を縦貫して、信濃川に注ぎ、河船の往来も盛んで、

山から切り出す材木の集散地として栄え、

加茂市の総面積の7割が山間地帯であることから、

古くから天然桐が豊富に存在し入手することができる土壌にありました。

こんな環境から加茂市の桐箪笥が発展して行ったと思います。

現在では通商産業省から「伝統工芸品」の指定を受けている産地になります。

現在でも下記の様な伝統的な家具を生産しています。

実際のこれらの家具達が

現代の生活様式にマッチしているかといわれれば、?となりますが、

この箪笥の技術と素材の良さを生かしたデザインの物が必要だと思います。

伝統工芸の技術は残さなければならないでしょうし、

かといって使わない物をつくってもしょうがないですし、難しいところですね!

とはいうものの加茂の皆さんも面白い取り組みを始めています。

GIBAというデザインユニットとコラボして面白い取り組みを始めています。

こんな家具を製作しています。

また、今年のフランスの展示会(メゾンエオブジェ)に出展をし、発信します。

詳細は下記URLを参考にして下さい。
http://www.paulownia-interiors.com/

前記しましたが現在、伝統工芸をどう伝承して行くかが問題になっていると思います。

伝統工芸という名の下に胡座を欠いている人も居れば、

必死に技術を伝承し現代の生活に合った物を造り上げようとして活動している人、

色々な考えを持っている企業、職人がいます。

日本は物づくりの国ですので、この技術をのこし、

現代にあった物を製作しなければならないと感じます。

 できれば、私もそのお手伝いができればと考えています。

さて、灯台もと暗しで地元越谷のお隣の春日部市も桐の箪笥では有名な産地です。

歴史は江戸時代、日光東照宮をつくる為に集まった職人が、

日光街道の宿場町である春日部に住みつき、

周辺で採れるきりの木を材料として

指物や小物をつくり始めたのが始まりと伝えられています。

最近ではかなり少なくなりましたが、

まだまだ地元で生産し続けている職人さん達がおりますので

機会があればネットなので検索してみて下さい!

地産地消ではないですが地元ないし地元近辺で

何がつくられているか調べてみるのも面白いと思います。
春日部参考URL(http://www.kasukabe-tokusan.jp/index.html)

余談になりますが大塚家具さんも元は春日部の桐箪笥屋さんでした!!
参考URL (http://www.idc-otsuka.co.jp/extra/japan/idc/index.html

それでは今回はこれくらいで、今回の桐の話はいかがだったでしょうか?

また、地元の物づくりも調べてみて下さい!

それでは、また!

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2011年01月10日

日本のものづくり「東北 山形・秋田」

あけましておめでとうございます。

 

本年もよろしくお願いします。

 

皆様にとって良い年であります様、お祈りいたします。

 

さて、新年一回目は東北、山形と秋田のものづくりメーカーをご紹介します。

 

山形と言えば、天童市にある天童木工!

 

知っている方も多いと思いますが、

 

柳宗理氏のデザイン、バタフライスツールを作っている企業です! 

 

 

成型合板の技術としては日本一の技術を持っている企業です。

 

歴史的には1940年創業、天童町、他10ヶ村の大工、建具、指物の業者が集まり、

 

天童木工建具協同組合を結成しました。

 

当初、製品は弾薬箱など軍需品などを製作、GI型飛行機の木製おとり機を製作、

 

戦後、手持ちの材料で戸棚、飯台、流し台などの製作を開始し、

 

1947年頃から高周波発生装置を導入し成型合板の家具を本格的に生産し始めます。

 

1950年代、その技術を生かし、丹下健三氏設計の愛媛県民会館の客席いすや、

 

静岡体育館にこちらも客席いすを3000台納品するなど

 

成型合板性の椅子のポテンシャルを高めて行きました。

 

当時柳宗理を初め多くの建築家が天童木工にて椅子を製作しています。

 

剣持勇、水之江忠臣、豊口克平、長大作などなどが天童木工より椅子を出しています。

 

下記の椅子達です。

 

 

今でこそ見慣れている成型合板椅子ですが、

 

強度的には無垢の木を削りだしてつくるより

 

スライスした木を縦と横に貼り合わせる事によりかなり強度がでます。

 

また、その名の通り成型しますので3次元のフォルムをつくる事が可能ですので

 

より人体にそったフォルムを実現出来るので

 

坐り心地のよい椅子を製作する事が可能になります。

 

また、天童木工ほかの山形の企業が何社か集まり面白いプレジェクトを行っています。

 

それは、奥山清行氏が代表を務める、山形カロッツェリアプロジェクトです。

 

山形県の「ものづくり」の長い歴史の中で培われた職人達の高度な技術。

 

その技術力を生かした、ものづくりによる地場産業の再生を図る事を目的に結成されました。

 

木工製品にとどまらず、照明、鋳物、ラグ等をデザインし、

 

海外の顧客を獲得する為に海外展示会にも出展をしてます。

 

詳細は下記URLで!!

http://mono-yamagata.jp/project-yamagata/proj-01caro.html

 

その中で興味を惹いたのが、オリエンタルカーペットさん!

 

なんと戦艦「大和」「武蔵」の長官室、長官寝室等の段通を製作してます。

 

すごいと思いました!宇宙戦艦ヤマトを製作の際も・・・

 

などなど、是非ものづくりに興味のある方は上のサイトをご覧になって下さい。

 

山形でもう一社ご紹介させて下さい!

 

ここは、知る人ぞ知るメーカーです!

 

業界の人なら知っている人が多いでしょうが一般の方はまず知らないと思います。

 

ここは表舞台にでないで黒子に徹するというすばらしい企業です。

 

実はここは名だたるメーカーの椅子、ソファなどを製作しています。

 

その会社の名前は朝日相扶製作所です!

http://www.asahi-sofu.co.jp/

 

ここではメーカー名は上げられませんが日本のトップメーカーの何社かになります。

 

また、最近ではなんと!海外よりその技術が認められ輸出も初めてます!

 

それはなんと!(しつこいですが・・・)デンマークのOne Collectin社で

 

フィン・ユールの椅子の製作もはじめてます。

 

日本の技術が北欧のデンマークに認められたんです!

 

すごい事です!

 

椅子に関してはまだまだ未熟だ思っていた僕にしてみれば驚くべき事です!

 

日本の技術はすばらしいですね!

 

日本の心の奥ゆかしさがこのメーカーには潜んでおり、

 

こういうメーカーがフォーカスされるよう、僕も皆さんにお伝えして行こうと思います。

 

それでは、今回最後にもう一社、ご紹介したいのがこちら、秋田の秋田木工!

 

こちらは前者とは違う技術で日本一だと思います。

 

その技術は曲げ木の技術です!

 

秋田には曲げワッパと言う物がありますがそこから来ているのかな??

 

前者と違うのは前者は成型、薄いベニヤを張り合わせ成型して形にしますが、

 

こちらは一本の木を蒸して曲げて形にする技術です。

 

19世紀、ドイツのミヒャエル・トーネットにより開発された技術で、

 

この技術により椅子が量産出来る様になったと言われています。

 

トーネットの椅子と検索していただければ色々とネットででてきますので

 

一度ご覧になって見て下さい。

 

最近では無印良品からも出ています。

 

こんな椅子達です。

  

何処かしらでご覧になったときはありませんか?

 

クラシックでベーシックなスタイルですね。

 

カフェとかでご覧になったときがあるのではないでしょうか?

 

では、どんな形で製作しているのかご紹介します。

 

まずは木取り、曲げ木に適した材料としてはナラ材やブナ材を使用します。

 

それを自然乾燥します。

 

 

次に乾燥した木を蒸し釜で蒸した後、

 

金具で固定しながら手作業で曲げて行きます。

 

 

この作業は木を蒸し釜から出してから、約5分以内で終わらせなければなりません。

 

また、木の目や特性を考慮して曲げて行かなければならないので

 

高度な技術と経験が必要になります。

 

 

そして、わずかな狂いや小さなキズを検査しながら仕上げて行きます。

 

曲線を描く部材は、熟練した職人が南京カンナという特殊な道具を使い、

 

美しい滑らかなカーブへと仕上ていきます。

 

最後にパーツをアセンブリーし塗装をして製品に仕上ていきます。

 

いかがですか?

 

みなれた家具がこういう風につくられていく行程を知る事は面白くないですか?

 

これによりまた、日本の技術と家具に興味を持っていただければ幸いです!

 

それでは、重ね重ねになりますが本年もよろしくお願いします。

 

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